帰省自粛の学生にコメとマスクを発送 その費用に充てる募金も (2020.4.13)

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新潟県燕市への帰省を自粛して緊急事態が宣言された地域に住む学生を応援しようと燕市は、市内の篤志家らから寄付を受けてふるさとのコメにマスクを添えて届けようと4月13日、発送を始めた。一方でコメの購入費用に充てる募金も行われている。

規制を自粛している燕市出身学生に送るコメやマスクを箱詰めする樋浦さん
規制を自粛している燕市出身学生に送るコメやマスクを箱詰めする樋浦さん

対象は帰省を自粛している緊急事態が宣言された7都府県に住む燕市出身の学生。首都圏で暮らす燕市出身の若者を応援する燕市の事業「東京つばめいと」のメンバーか、新たにメンバーに登録した人に、燕市産のコシヒカリ5kgと市販の布製マスク1枚をセットで送付する。

燕市は緊急事態が宣言された地域から燕市への来訪の自粛を呼びかけている。帰省せずにとどまっている地元出身の学生を励まし、応援しようと市内の実業家が知り合いにも声をかけて有志でコメを寄付し、送ってあげたいと燕市に申し出があった。コメは寄付でまかない、マスクや送料は燕市が負担するという仕組みをつくった。

コメ、マスク、もとまちきゅり、みそ、もとまちきゅうりのみそ漬けを詰めた
コメ、マスク、もとまちきゅり、みそ、もとまちきゅうりのみそ漬けを詰めた

10日に事業を公表してから13日午前中までに約200件の申し込みがあった。13日は燕市吉田本町の「ひうら農場」でネットショップで2,750円で販売している特別栽培米コシヒカリ5kgと燕市内で作られている手作りマスク1枚を箱詰めしたほか、それぞれの寄付でひうら農場で生産するブランドキュウリ「もとまちきゅうり」2本と燕市吉田中町の越後味噌醸造のみそ500gともとまちきゅうりのみそ漬け100gも一緒に詰めた。

コメとマスク以外は変更になる場合がある。鈴木力市長のメッセージも添え、オール燕で懐かしいふるさとの味覚を帰省できずに外出も自粛して心細い思いで暮らす学生に届ける。メッセージで鈴木市長は「おいしいご飯をモリモリ食べて、少しでも元気を出してほしいと思います。燕市は、いつでも皆さんを応援しています。」とある。

鈴木市長も箱詰めを手伝う
鈴木市長も箱詰めを手伝う

ひうら農場の作業場で経営する樋浦幸彦さん(42)と鈴木力市長も訪れて箱詰め作業を行った。鈴木市長は「本来、ふるさとはいつもで帰って来られる温かい存在であるべき」とし、「結果的に(規制を)自粛してくれる人たちが増えることは期待するが、それ以上に自ら自粛しようということを決めてくれた学生にこちら感謝、応援したいう取り組み」で、この取り組みがネットで大きな反響を呼んでいることを喜んだ。

寄付を呼びかけるちらし
寄付を呼びかけるちらし

コメとマスクを希望する人は燕市の応募フォームから住所や名前を入力して送信する必要がある。有志は学生との接点がないため、すでにある「東京つばめいと」の学生とのネットワークを生かして送付する。一方、この支援に充てる寄付を募集している。寄付の振込先は次の通り。問い合わせは公益財団法人つばめいと(電話:0256-64-8850、メール:info@tsubame-square.com)へ。

【募金振込先】

第四銀行 燕南支店 普通預金 5004624

口座名義:公益社団法人つばめいと 寄付金口(シャ、ツバメイト キフキングチ)


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