ものづくりの体験工房のメニュー充実 (2020.7.10)

新潟県燕市の金属加工のものづくりを手軽に体験できる燕市産業史料館の体験工房。常設の体験メニューを追加してより幅広い要望に応えており、燕市産業史料館では、利用を呼びかけている。

燕市産業史料館の体験工房

燕市産業史料館は昨年4月にリニューアルオープンし、体験工房館を新設し、さまざまなものづくりが体験できるようになった。30分ていどでできるタンブラーやぐい呑みの表面を金づちでたたいて鎚目（つちめ）を入れる体験や、電気を使ったチタン製スプーンの酸化発色の体験などができる。

ことしになってより本格的な鎚起（ついき）銅器製作体験や、錫（すず）の小皿作り体験が加わった。鎚起銅器は、銅は金づちでたたき、焼き鈍（なま）しを繰り返してイメージした形を作る。タンブラー（体験料4,700円）、ペン立て（4,500円）、一輪挿し（同）の製作を体験できる。

成型後にタンブラーは内側に錫を塗り、一輪挿しとペン立ては硫化カリウム液に入れ着色して完成する。元鎚起銅器職人が指導するので木、金、土曜の午前9時半から正午までの開催で、所要時間約2時間の本格的な体験だ。

錫の小皿作り（体験料800円）は、直径95ミリ、厚さ1.5ミリの錫の板から木づちや金づちでたたいでオリジナルの小皿を作る。所要時間は20分ほどで、開館日の午前9時から午後4時までの間で気軽に体験できる。問い合わせは燕市産業史料館（電話： 0256-63-7666）へ。

※鎚起銅器製作体験は木、金、土曜の午前のみ対応

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