青海神社秋季例大祭は「おうちで花火」で花火打ち上げ実施 (2020.8.30)

新型コロナウイルスの影響でこの夏は夏まつりや花火大火が軒並み中止になるなか、新潟県加茂市の青海神社（古川洸宮司）は、8月31日、9月1日の2日間の秋季例大祭に伴う花火の打ち上げを例年通り実施。ただ、「おうちで花火」での花火見物を呼びかける。

秋季例大祭で例年通り花火を打ち上げる青海神社と古川権禰宜

2日間とも午後8時から9時まで、4号玉から80号玉まで110発ずつ、合わせて約220発を打ち上げる。花火は氏子や地元企業から協賛してもらい、例年並みの数になった。スターマインはなく単発の打ち上げだが、早打ちや二段打ちもある。

感染防止のため、商店街を交通規制して行われる露店出店は、ことしは中止になった。例年、そのあたりで花火を見物する人が多かった。露店がないので花火見物で密集ができるとは考えにくいが、地元の人たちに自宅で花火見物してもらう「おうちで花火」を呼びかける。

秋祭りでの花火打ち上げは、7月2日に開いた青海神社氏子会議で議論した。賛否両論があったが実施を決めた。そもそも花火大会は疫病除けで始まったとも言われる。

青海神社権禰宜の古川修さん(42)は、協賛募集に回って「露店がないのは残念だが、花火はうれしいという声が多かった」と話している。また、31日は花火打ち上げ中の午後8時半から拝殿で宵宮神事、1日は午前10時から大祭神事を行う。