東京の米屋が選ぶ米の最高金賞に三条市のモヒカン農家の有機栽培米 (2021.11.16)

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東京都内の米穀小売店を組合員とする東京都米穀小売商業組合(須賀稔理事長)は15日、初開催の「東京米(マイ)スターセレクション KIWAMI米(マイ)コンテスト2021」で最高金賞に選ばれた3品種を発表。そのひとつに新潟県三条市産の有機栽培米コシヒカリが選ばれた。

「東京米スターセレクション KIWAMI米(マイ)コンテスト2021」で最高金賞に選ばれた株式会社ファームフレッシュヤマザキの山崎哲志さんが賞状を手に
「東京米スターセレクション KIWAMI米(マイ)コンテスト2021」で最高金賞に選ばれた株式会社ファームフレッシュヤマザキの山崎哲志さんが賞状を手に

このコンテストは消費者に町の米屋を知ってほしい、生産者のこだわりの米を紹介したいとの思いで今回初めて行った。10月31日に都内で開いた「全国こだわり米商談会」で、全国の24社、団体からのサンプルを展示した、

東京米スターに認定されている米屋が審査員となり、玄米を見極め、その品種に合わせた精米、炊飯を自ら行って審査した。

香り、見た目、硬さ、粘り、旨味、甘み、食感、喉越しを五感で味わい採点し、高評価3種を最高金賞とした。この3種は11月末から「東京米スターセレクション KIWAMI最高金賞受賞米」として、審査済みの良食味米を「東京米スターセレクション KIWAMI」として都内約40店舗で販売する。

三条市で最高金賞に選ばれたのは、株式会社ファームフレッシュヤマザキ(山崎哲矢社長・三条市渡前)の従来品種のコシヒカリで、無農薬のJAS有機認証米。ほかに糸魚川市の従来型のコシヒカリ「直治の米」と滋賀県・株式会社若井農園の無農薬栽培のミルキークィーンが受賞した。

ファームフレッシュヤマザキは、昨年1月に法人化した。新潟県6次産業化サポートセンターが派遣する6次産業化プランナーの紹介で、山崎社長の後継者の山崎哲志(さとし)さん(39)が応募した。

山崎哲志さんは、大学を中退して千葉県でアパレル関係の仕事に就き、20代後半でUターン。29歳で就農し、ことしでちょうど10年の節目になった。農業ならヘアスタイルが自由にできるからと、とくに思い入れがあったわけではないが、モヒカン刈りを選択。「モヒカン農家」のキャッチフレーズでも知られる。

今までもコメ作りで国際大会と名のつくものなどいくつかのコンテストにエントリーしているが、次点くらいにとどまって賞を取るには至らなかった。今回の受賞には「まさかというところ。これから忙しくなると思っている」。全国的にも評価の高い魚沼産もエントリーしているなかでの受賞に喜びもひとしおだ。

主催の東京都米穀小売商業組合には毎年、1トン以上を出荷している。40ヘクタールある田んぼのうち無農薬栽培はうち1割の4ヘクタールほど。量が限られるので、プレミアム的な貴重な扱いだ。

今回の受賞は「社長が元気に頑張ってきた実績が認められたのかなと思う」と父に感謝。「そのなかで自分のやり方でやらせてもらって、それがプラスアルファに評価されたのかな」と自身の農業に対する取り組みにも手応えを感じる。

また、「今回は冒険したので、どうだろうと思っていた。調整作業でぎりぎりまで攻めた」が、具体的には企業秘密と笑う。「これからはこの賞の重さに潰れることなく、最高金賞の名を汚さないよう頑張って経営規模も拡大していきたい」と夢を語った。


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