燕中でブレザー型制服導入に向け新制服のファッションショー (2022.6.2)

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学ランとセーラー服に代えて来年度から導入するジェンダーフリーのブレザー型制服の選考に、新制服を着る生徒やその保護者からも参加してもらおうと2日、新潟県燕市立燕中学校(比後慎一校長・生徒587人)で新制服のファッションショーが行われた。

燕中で行われた新制服のファッションショー
燕中で行われた新制服のファッションショー

ファッションショーの会場は体育館で、全校生徒が集まった。燕中学校評議委員が新しい制服の取扱業者に決めた三条市・(株)坂井達三商店が提案した5つのブレザー型制服のプランを披露した。

ファッションモデルは生徒会役員の2,3年生。プランごとに男子1人と女子2人が1組になり、女子はそれぞれスカートとスラックスを着用した。

デザインのテーマは「燕中未来創造服」。鳥のツバメの紺とエンジに燕市の金属洋食器のシルバーの3色を「燕カラー」としてデザインに取り入れた。

モデルは芸達者
モデルは芸達者

ステージ中央から平台を重ねて花道のように延ばしてランウェイに。軽快なBGMが流れるなか、モデルはランウェイを歩いた。初めてのランウェイに中学生モデルは照れくさそうだったが、飛び上がったり雑誌のモデルのようなポーズをとったり。会場は拍手や歓声でわき、大いに盛り上がった。

1年生の女子は「セーラー服も好きだけど、ひざ上のスカートがすごいかわいい」、3年生の男子は新しい制服を着ることはないが、「制服が変わる歴史的な瞬間に立ち会えてよかった」。モデルを務めた2年生の女性は「みんなが手を振り返してくれてうれしかったし、ちょっと緊張したけどうまくできた」と声を弾ませた。

新制服の導入は、燕中に赴任してことしで3年目の比後校長の提案で進めた。生徒や保護者から要望があったわけではないが、1947年(昭和22)の創立から75年、ずっと男子は詰めえりの学ラン、女子はセーラー服が続いてきた。

次々とランウェイを歩く
次々とランウェイを歩く

何年か前から女子のセーラー服はスラックスも選べるようにしていたが、ジェンダーレスやLGBTQ(性的マイノリティ)など多様性への対応が求められるとともに、より価格も安いブレザー型制服へ移行すべきと考えた。

燕中だけでなく、学区内の4小学校の児童と保護者を対象に意向調査を行い、8割を超える同意が得られたことから、導入に踏み切った。この日のファッションショーも燕中の生徒と保護者だけでなく、学区内小学校の児童と保護者にも収録したYouTube動画を限定配信してネット投票に参加してもらう。

投票結果を基に制服改定委員会で8月上旬までには採用デザインを決めたい考えで、来年度から導入。1年生は全員が新制服になるが、2、3年生はそのまま現行の制服を着る。

新制服導入を主導した比後校長
新制服導入を主導した比後校長

ファッションショーについては、坂井達三商店が毎年、開いている学生服の試着予約会でもランウェイを設置しているのをきっかけに、燕中との話し合いのなかで実現した。

比後校長は「SDGsやジェンダーレスと言われる今の時代に、子どもたちに時代に合った新しい制服を自らの手で決めてもらおうとファッションショーという形で紹介した。未来に残す燕中の制服ということで、子どもたちが自信や誇りをもって着てもらえる素晴らしい制服になればいい」と願った。

プラン1
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プラン2
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プラン3
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プラン4
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プラン5
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