三条市と加茂市の果樹栽培農家の天果糖逸出荷販売協議会は販売金額17億円突破に再挑戦

(2024.6.25)

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新潟県の三条市と加茂市の果樹栽培農家を会員とする「天果糖逸(てんかとういつ)出荷販売協議会(石黒隆之会長・会員303人)は25日、収穫期を前に出荷者大会を開いた。昨年度は販売金額17億円超を目標にしたが、記録的な猛暑や渇水に見舞われて約12億5000万円と記録的な低水準にとどまった。今年度はあらためて17億円突破を目指す。

天果糖逸出荷販売協議会の出荷者大会
天果糖逸出荷販売協議会の出荷者大会

「お任せください!」、「令和4年産並みの出荷が確保できると思う」とことしの出荷に自信

会員の生産者は50人近くが出席。石黒会長は昨年を振り返ったうえで、「ここでひとこと申し上げます。お任せください!と」と、ことしの豊作を高らかに宣言した。

JAえちご中越経営管理委員会の吉田文彦会長は、昨年はナシの主力品種「新高(にいたか)」の出荷が例年の1割にとどまるなど極めて厳しい年になったことにふれた。

しかし、ことしはひょう害や霜害もほとんどなく、花粉の不足も問題なくクリアして順調に推移しており、「ことしは令和4年産並みの出荷が確保できると思う」と喜んだ。

天果糖逸出荷販売協議会の石黒会長
天果糖逸出荷販売協議会の石黒会長

このあと「もも」、「日本なし」、「西洋なし」、「ぶどう」の4つの部会ごとに出荷販売計画を示した。全農にいがた野菜果樹課が販売情勢、販売方針について、各地の市場が市場情勢や産地への要望などを話した。

昨年2月発足のJAえちご中越に統合されたJAにいがた南蒲で、2019年に果樹産地の三条市と加茂市の出荷連絡協議会を統一して「天果糖逸出荷販売協議会」を設立。選果場の集約と選果機の入れ替えを行うとともに、「天果糖逸」のブランドで品質をPRしている。

JAえちご中越経営管理委員会の吉田会長
JAえちご中越経営管理委員会の吉田会長

令和4年度の販売金額は16億円を超えていることから5年度は17億円を目標にした。今年度は17億円突破に再挑戦する。


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