次年度の燕三条JCは「エンターテインメント性をもった事業の構築」「人間力の発掘」「グローバルへの躍進」「会員拡大・組織の強化」の4本軸を柱に (2024.7.4)

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次年度理事長予定者、監事予定者の3人が記者会見

新潟県燕三条地域で活動する一般社団法人燕三条青年会議所(結城義博理事長・会員68人)は2日の7月通常総会で、2025年度の第29代理事長候補者に監事の齋藤和也さん(37)=(有)ストカ専務・2013年入会=、監事候補者に副理事長の酒井貴輝さん(37)=(株)酒井商店常務・2019年入会=と広報戦略委員会執行理事の高橋夢乃さん(37)=(株)サマンサハート取締役マーケティング部長・2013年入会=を決め、総会後に3人が記者会見した。齋藤さんのあいさつと質疑応答の概要は次の通り。

記者会見する左から高橋監事予定者、齋藤理事長予定者、酒井監事予定者
記者会見する左から高橋監事予定者、齋藤理事長予定者、酒井監事予定者

■齋藤理事長予定者のあいさつと質疑応答

30周年を控えて組織体制の見直しと運営方法の改定に着手

先ほども冒頭、話したが、JCに育てていただき、JCで生かされ、ここまで成長できた。理事長の職を預かる以上は、それをメンバーに最大限、返還してメンバー自身の成長を促すような組織づくりをやっていきたい。

私自身で何か新しいことを生み出したいとか、まちのためにこんな大きいことをしたいという思いはは正直なく、メンバー一人ひとり、個の成長としてこれから30周年を控えるなかで組織体制の見直し、並びに運営方法の改定を行うつもりだ。

それに伴い、メインの事業としては「エンターテインメント性をもった事業の構築」、「人間力の発掘」、「グローバルへの躍進」、「会員拡大・組織の強化」の4本軸を柱に2025年度を運営していく。

やりたいことではなく、やらなきゃいけないことをしっかり念頭に置いて一丸となって

今までやってきたことをしっかり先人たちから学び、今に紡がれてきた2024年までの燕三条青年会議所、転換点があるなと考えると、30年を控える今のタイミングかなと思い、何かやりたいことではなく、やらなきゃいけないことをしっかり念頭に置いてメンバー一丸となってやっていく。

各メンバーの個の成長、ひいては企業の成長、これなくして地域の発展はあり得ない。昨今の社会情勢を見る限り、全国的に見ても、かなり売り上げ推移が下がっている企業が多く、その余波は日本のみならず世界にまで広がる。そして燕三条にまで影響していると考える。

ただ、そこに指をくわえて見ていたことはなく、新たな一歩を別の角度からの産業への革新、アプローチ、そして見る目線を変えることで躍進する新たな世界。そういったふかん的に見て、客観的に見て、どこに何をすればいいのかを一人ひとりが考えられる人材になれれば、青年会議所並びに燕三条地域全体が発展すると確信している。

7月例会で会員の集合写真
7月例会で会員の集合写真

JCのおかげで成長したと言われるようにメンバーの意識変革、方向性を定めて

そういったところからしっかりとわれわれ一丸となって燕三青年会議所、いろいろ活動してるけど、こんなことをやってるんだね、こういったところもやってるんだね、企業として伸びてるね、そんな声を2025年度以降に地域の皆さまや企業の代表の方、もちろん昨今の情勢を見ると、代表者ばかりが燕三条青年会議所にいるわけではなく、だんだん社員の皆さまを預かることが多くなってきて、今では4割、3割、サラリーマンとして、青年会議所に所属されている。

ましてや市の職員の方なども青年会議所に。そういった人たちをしっかり会社に戻したとき、青年会議所のおかげで成長できたと言われるように、メンバーの意識変革、向ける方向性をしっかり定めてやっていきたい。


■今、考えている事業はあるか?

詳しい手法ややり方はこれから決まる委員長たちに一任するつもりだが、大きなことをやるというよりは人に喜びや感動を与えるというところにエンターテインメントのヒントはあるのかなと思っている。

何かやったことを残すというよりも、やったことで得られるものをしっかりと学んでほしい。なにはともあれ、大きいことをやるというよりも、ちゃんと残せるものやってほしいと思ってる。

近年、寺子屋つばさ100キロ徒歩の旅、ロボコンとか、歴代が残してくれたものがたくさんあったと思う。今はもう現役の手から離れて先輩たちで動いてきた事業になる。単年度で終わってもいいが、それを外に持ち出せて何か継続できるという仕組みが構築できれば、その年々に生きたものがすべて残っていくと考える。

一例で株式会社ドッツアンドラインズはJCのメンバーで立ち上げた。JCでできなかったことを外に会社をつくってやることを私が率先してやり、今も5年目として継続して会社として残っている。

そういったやり方の例として、どんなやり方でも残す方法はあると思うので、そういったことに何か気づきを得て委員長たちがやってくれたらうれしい。


■これまで燕三条青年会議所ではあまり語られなかった仕事のことを話したのは何か特別な思いがあったのか?

はい、ありがとうございます。やはり私、会社があってJCができる。JCは「修練」、「奉仕」、「友情」といろいろ言われているなかで、社会への奉仕は会社がなくしてはできない。

地域のごみ拾いをすることももちろん大事だが、会社を大きくして、できる限りの納税をすることだったり、社会の貢献で社員を雇って、それに多くの給料を払って、豊かな生活を送って、また地域や物を買うとか、いろいろ還元できる。

何かやったことで残して終わりではもったいない。それをどう会社に生かして会社を伸ばせるか。この話を近年、残念ながらそんなに多く聞かないなと思っていて、僕の前まで続く歴代はあらためて立派な会社が多くあり、今も続いている会社がある。

自分の会社のことを思うと、少し不安なところがもちろんある。だからこそ自分で言った、吐いたつばを飲み込みまないという覚悟のもと、自社も伸ばす。

会員の企業でも相当、苦しい企業が多いと思う。銀行や行政から話を聞く限り、燕の方に少し足を伸ばして話すと、午後3時に仕事を上がっているとか、土、日曜は休み、金曜も休んでいる。それは三条でも言われ始めている企業が多い。

何かそうなる前に打つ手はあるんじゃないか。どんどんコロナの余波が企業に対して出てきてるなかで、われわれは、JCをやって会社がつぶれたとか。僕が今いちばん危ないと思う。

だからこそ自分もつぶさない覚悟もそうだし、社員を守る覚悟もあるので、皆さんにもそういう意識を共有してもらい、社業によりいっそう邁進してもらいたい。それがあって社会貢献をしてほしい。そういう思いから、先に社業が来て社会貢献の話をさせてもらった。


■JCの活動を自分の会社に還元ということについて何か具体的な組織づくりの具体的なビジョンは

議案書を協議したり、そして承認してもらって、例会ができる。その中のコンプライアンスとか予算の会社でいうところのいちばん大事な所がちょっと薄い、見方が薄かったりとか、執行するもの、会のメンバーの金を預かってやるのに対しても見方、会社でそんなことをして100万円、飛ばしたら致命傷になる。

しかし、会の金だからいいというわでもないし、そこでしっかりと見えるような目や知見を養えることで、それが会社にフィードバック。そしてその協議体の流れを会社に持ち込めば、家内企業や人数が少ない企業でも、JCのやり方が定着することで、また会社として別の方向からのアプローチや成長を促すんじゃないかと思って、皆さんには組織その成り立ちや行い方を明確に移せるところは移す。

ただそれが正解かわからない。今やってる企業の中で盤石なところは、またそこに新たなスパイス、何かきっかけを得て、持って帰りたい。

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