新潟県三条市の環境啓発施設「かんきょう庵」(三条市福島新田乙)の土地を借りて畑づくりで居場所づくりを進める「失敗しても良い畑」実行委員会(土田典子代表・9人)が中心となって26日(日)午前10時から11時半まで「かんきょう庵」で三条市内の福祉団体などともに昨年に続いて2回目のお楽しみ交流会を開く。
オープニングイベントは、障がい福祉サービスの県央福祉会の「いからし工房」の利用者による「いからし太鼓」の演奏とJAえちご中越女性部いちい支部のレクダンス。それからはずれなしのくじ引き抽選会と先着120人にコロッケを無料配布する。
各参加団体が雑貨や菓子を販売する。参加団体は県央福祉会の「いからし工房」と「杉の子工房」、ひめさゆり福祉会の「ピュアハウス」、認定NPO法人地域たすけあいネットワーク、青空福祉会の「きずな工房」と「ともしび工房」。「失敗しても良い畑」。「失敗しても良い畑」で採ったヒマワリの種の無料配布もある。
「失敗しても良い畑」は、代表の土田典子さん(74)が夫を体調を崩し、特別養護老人ホーム「さかえの里」にある地域包括支援センターへ相談に出向いたことに始まる。スタッフとつながりができ、地域ケア会議に参加して地域の課題を話し合った。
そのなかで話が膨らみ、それまで存在も知らなかった「かんきょう庵」を憩いの場にしたいという考えで一致した。2023年春に「かんきょう庵」の裏とわきにある約750平方メートルの敷地で畑を始めた。
「10年先を見据えて、皆さんと一緒に誰もが何もしなくても過ごせる居場所にしたい」と土田さん。「たくさんの人がかかわって多世代交流にもつなげたい」と言う。
個人的にも「将来、夫と車いす生活になってもここに連れてきてもらって花をめでながら過ごせる場にしたい」と夢見ている。