高儀が製品安全対策優良企業表彰で技術総括・保安審議官賞を受賞 (2024.11.26)

工具など製造販売の株式会社高儀（高橋竜也代表・本社：新潟県三条市）は、経済産業省主催令和6年度製品安全対策優良企業表彰（PSアワード）の中小企業製造･輸入事業者部門で、技術総括・保安審議官賞を受賞した。

高儀が令和6年度製品安全対策優良企業表彰で技術総括・保安審議官賞を受賞

製品安全対策優良企業表彰は、企業や団体の製品安全に関する優れた取り組みを表彰する制度。製品安全を確保するための体制を審査するとともに、とくに優れた取り組みに重点を置いて評価している。

該当がなかったものを含め4部門で19件と特別賞5件の24件の受賞が決まった。受賞のポイント、審査委員会からのコメント、同社のコメントは次の通り。

1、情報集積システム「CINDY」による誤使用事故防止の取組

ウェブサイトやメール、電話など様々なルートから寄せられる顧客からの製品に関する問い合わせ等の情報を情報集積システム「CINDY」によって一元的に管理し、これを踏まえて取扱説明書や自社ウェブサイト上の製品 FAQ を頻繁に見直すことで、自社として消費者の関心事項や質問・要望を的確に整理・把握するとともに、消費者の製品に関する理解度を高めるための情報提供を通じて、誤使用事故の防止を図っている。

商品FAQページ

2、万一の製品リコールに備えたトレーサビリティと通知方法の確保

万一、製品事故や不具合が発生した場合に備え、QR コードによる部品（バッテリーパック）レベルと製造ロットによる製品レベルでのトレーサビリティを確保するとともに、自社の LINE 公式アカウントを通じて対象者に直接かつ迅速にリコール通知を行える体制を整備している。

公式LINEの詳細

3、経営トップと燕三条地域の意識を背景とした安全対策の推進

経営トップの主導の下、業界水準への適合に留まらない自社独自の能動的な製品安全対策を実現するためのプロジェクトを始動させ、自社が拠点を構える燕三条地域にいる本表彰制度の受賞歴を有する企業との積極的な意見交換を通じて得た知見を活かし、業界初に位置付けられる安全対策を推進している。

■受賞にあたり

過去にはプロユーザーしか使用しなかった電動工具は、近年では一般のお客様（初心者、高齢者、子ども）も使うようになりました。万が一の危害が及ばないよう、電動工具業界に先駆けて製品安全の取組みを強化し、体制作りを継承し「高儀の製品なら」と選んでいただける製品作りを多方面から実施して参ります。

高儀の企業ビジョンである「道具で世界に笑顔を。」弊社では常にお客様が、楽しんで安全に使って頂けるものづくりを目指しています。