新潟県三条市が設置して学校法人国際総合学園(新潟市中央区)が運営する三条看護・医療・歯科衛生専門学校(白倉政典学校長・三条市上須頃)は、来春の看護学科の定員を今の40人の2倍の80人への増員を目指して計画を進めており、28日、新潟県へ提出した計画書の受理通知文を受け取った。
2024年春の新潟県央基幹病院開院に向けて地域医療を担う看護人材のさらなる育成を図ろうと、2020年に同専門学校が開校した。
少子化で新潟県内ではことしも看護学校2校が閉校するなど学生の確保が困難になるなか、同専門学校は毎年、早々に応募を締め切るといった高い入学ニーズが続いている。
どの業界でも人不足が叫ばれる今、医療人不足は深刻。 「未来の医療人の育成」こそが同専門学校が果たすべきミッションと考え、 看護学科の入学定員増を計画した。
あくまでも計画中の段階で、今後は県福祉保健部とのやりとりして正式な申請作業への移行を進め、夏ごろを目途に学生の募集活動を進める予定だ。
それに伴って今後の計画や学校の特徴を含めた詳細の説明を2025年5月のオープンキャンパスから行うことにしており、看護師を志す学生の参加を呼びかけている。