新潟県の植木の産地といえば三条市保内地区。そこで植木販売や造園業を営む業者でつくる保内園芸組合(組合員44人)は3日(土)から6日(火・振)までの4日間、「道の駅 庭園の郷 保内」(三条市下保内)で大植木まつりを開く。
保内地区の植木職人が集合。組合に加盟する40業者余りのうち、道の駅の植木の常設展示場を利用している11業者とプラス1業者が参加して植木の売り出しを行う。
加えて植木相談会・抽選会、植木屋さんが教える苔玉(こけだま)づくり、園内クイズスタンプラリー、植木競り市を行う。
植木相談会・抽選会は毎日午前10時から午後3時まで行う。植木相談会は、弱った庭木の診断や庭づくり、大きくなったマツのせん定などさまざまな相談に乗る。木の葉を持参して相談する人もあると言う。
抽選会は庭木や花、燈ろうなど緑関連の商品を3,000円以上、買った人が対象で、クレマチス、サフィニア、ミニバラなどの鉢花などの景品が空くじなしで当たる。
植木屋さんが教える苔玉づくりは、毎日午前10時からと午後3時からの2回、行う。所要時間は約45分で、クロマツを使った苔玉を作る。1回定員4人で参加費1,000円。
園内クイズスタンプラリーは毎日午前10時から午後3時まで。小学6年生以下が対象で、園内に設置するスタンプをすべて見つけて押した先着100人に駄菓子をプレゼントする。
植木競り市は来場者に楽しんでもらおうという新企画。4日午前11時からの1回だけ行う。ヤマボウシ、オトコヨウゾメ、モミジ、ライラックなどを競り形式で販売する。
さらに会場中央のスペースに4日間限りの植木の特別展示ブースを初めて設ける。各業社が持ち寄る植木を並べてちょっとした庭のような空間でくつろぎながら植木の魅力を感じてもらう。
保内園芸組合の大植木まつりは毎年恒例。副組合長の長谷川俊幸さん(50)=渓風園=は「ことしの春は例年と比べて植木の動きが悪いようだが、今が書き入れ時。花が多く、モミジも芽がそろって新緑もきれいな時期なので、大型連休の1日を植木を眺めて過ごしてほしい」と来場に期待している。