17日、18日の2日間の新潟県燕市・戸隠神社(星野和彦宮司)の春季例大祭「燕春まつり」で獅子神楽を舞う上横町神楽組(関口修司会長・15人)は16日、練習場の中央通一集会所で本番前の最後の練習を行った。
祭りで上横町神楽組は、宵宮の夕方から地元中央通一で門付けに回るほか、戸隠神社参拝や神社前などで獅子舞パフォーマンスを披露する。
ことしは星野宮司からの提案もあり、新たに宵宮の万灯の参拝前の時間、午後7時40分から神社参拝も行うことになった。
パフォーマンスでは3体の獅子が登場。太鼓を笛の音に合わせ、首を激しく振ったり、大きな音を立てて口を開け閉めしたりの「悪魔払い」を披露する。
これまで春祭り前しか練習しなかったが、とくに笛の演奏に力を入れようと、昨年の春祭りが終わってすぐ6月から月2回の練習を続けた。
本番前の練習は、週明けの12日から15日を除く毎晩、行った。練習最終日は半袖でも肌寒くない夜。メンバー15人全員が参加した。
集会所は狭いので、集会所の前に出て、屋外でパフォーマンスと門付けを繰り返し練習。汗が光るほど熱の入った動きで演技の精度を高めていた。
女性会員が4人いる。女性の活躍に力を入れていて、昨年に続いて女性だけでの門付けも1カ所で行う計画。今後も女性だけの門付けを増やしていきたい考えだ。
会長の関口修司さん(73)は「ことしは円熟味を増してみんな楽しんでやっている。やってる人が楽しくなければ見ている人も楽しくない」と、通年で練習を重ねただけ自信も高まった。
「あとは祭りで昼飯を食べておいしい酒が飲めれば大成功」と祭りを心待ちにしていた。
獅子舞パフォーマンスは、17日の午後7時半から戸隠神社境内前、18日は午前9時から境内前、10時半から神社前、午後3時から吉田屋前で行う。