新潟県燕市は27日、令和7年度燕市優良工事表彰式を行って9工事の施工業者を表彰。2012年にこの表彰制度が始まってから初めて受賞10回に達した株式会社青山組(柄澤宏吉代表取締役・燕市新生町)は特別表彰した。
燕市は建設工事の品質や企業の技術力の向上を目的に毎年、優良工事表彰を行っている。燕市建設業協同組合の要望を受けて12年に始まり、所轄の課が優良工事を推薦し、入札等審査委員会が審査して受賞者を決めている。
14回目となった今回、青山組が初めて10回受賞の節目に到達したことから、特別表彰を新設した。鈴木力市長は受賞した各社に表彰状と記念品を贈ったほか、青山組の柄澤代表取締役に記念品のクリスタルのトロフィーを手渡すと、思いがけず豪華な記念品に柄澤代表取締役は驚き、満面の笑顔で受け取った。
柄澤代表取締役はあいさつで、「このような賞は夢にも思っていなかった。昨年のこの表彰のあいさつで来年、またこの場所に戻ってきたいというあいさつをしたが、まさかそれが10回目とは、そのときは思ってもみなかった。毎年この賞を目標に社員一同、燕市、燕市民の皆さまのためにいい仕事をしようという心がけが積み重なった結果だと思っている。この賞をいただいて20回目の表彰があるかどうかわからないが、20回、30回を目標にして、これからもわれわれ社員一堂、皆さまのために頑張っていきたい」と述べた。
今回の受賞数は過去最多。鈴木力市長は「おめでとうございますというよりもいい仕事をしてくださってありがとうございますと礼を申し上げるべき」と感謝した。特別表彰が「新たな皆さまの励み、目標になればいい」、「これからも技術向上などに励み、さらに来年はいい仕事をしてもらえるよう期待する」と述べた。9件の表彰は次の通り。