マルソーグループが沖縄・宮古島の太平タクシーをM&Aで傘下に 域課題解決へ本格進出 (2025.7.1)

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マルソーグループ(新潟県三条市)は、6月2日付で沖縄県宮古島の太平タクシー株式会社をM&Aにより傘下に収めたと発表した。人気の観光地である宮古島が抱える物流や観光客対応、廃棄物といった課題解決に本格的に貢献していく。

マルソーグループは、以前から宮古島の複数の経営者と交流があり、宮古島が抱える物流問題、観光客対応問題、廃棄物問題などの相談を受けていた。

これらの課題解決の第一歩として、まずタクシー事業をグループに加えることで宮古島への進出を決定。将来的には、これらの地域課題に深く貢献していく方針だ。

また、宮古島と新潟県には歴史的なつながりがある。明治時代に新潟県上越市出身の中村十作が、琉球政府時代に課されていた「人頭税」の撤廃に尽力したことから、中村は宮古島で神としてまつられている。

この歴史的背景から、宮古島の人々は新潟県民に対して非常に好意的で、マルソーグループの進出は温かく迎え入れられていると言う。

太平タクシー株式会社は、1964年(昭和39)2月設立の老舗タクシー事業者。社名はかつて宮古島が「太平山」と呼ばれていたことに由来する。売上高は9,000万円、社員数は18人。

今回のM&Aにより、太平タクシーの取締役会長にはマルソー(株)の渡邉喜彦、代表取締役社長には渡邉雅之社長が就任した。これまでの代表取締役社長は顧問に退き、専務取締役にはマルソー物流サービスと兼務する大坪收氏、社外取締役には三木理氏が就任した。

マルソーグループは、今回のM&Aを通じて、将来的に離島での生活を希望するグループ社員の新たな就職先として太平タクシーを活用するほか、社員の交換研修なども積極的に行っていく考えだ。

今回の M&Aにより、マルソーグループは直接経営に関与しない資本参加企業4社を除く26社体制となった。今期9月決算見込みの売上高は150億円、社員数はパート・アルバイトを含め1,424人、車両数は自家用車両を含め1,125台となる。


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