新潟県三条市下田地区を拠点に活動する3人制プロバスケットボールチーム「三条ビーターズ」が、7月19日(土)・20日(日)に新潟県初となる3x3リーグ公式戦を開催する。開催に向けて、チームでは地域企業・団体に対して協賛の協力を広く呼びかけている。
「三条ビーターズ」は、NPOソーシャルファームさんじょうが2019年に立ち上げたプロチーム。プレーヤーは農業や地域活動と両立しながら、全国トップレベルの3人制バスケリーグ「プレミアリーグ」と「3XSリーグ」に男女合わせて参戦している。
今季参入した「3XS(トライクロス)」では、7月に三条市でラウンド3公式戦のホームゲームを開催。大会は三条市合併20周年記念事業としても位置づけられ、フリースローチャレンジ、チアパフォーマンス、特産品販売などのイベントも予定されている。
しかし、選手たちの遠征や運営にかかる費用は高額で、現時点で約300万円の資金が不足しているという。チームでは、地域企業に向けた協賛メニューを設け、ホームゲームを通じたPR機会と地域貢献、地域課題の解決を目指す“ソーシャルスポンサーシップ”の仕組みを提案している。言い換えれば、社会課題解決を事業機会と捉えるという考え方だ。
「地域の課題をスポーツ(チーム)、スポンサー(協賛企業)、ソーシャルセクター(行政)、三者が協働して解決する“ソーシャルスポンサーシップ”という考え方が、米国では新たな潮流になっています。地域課題に取り組むスポーツチームに協賛することで、企業価値の向上にもつながる“三方良し”の新しいビジネスモデルを、ここ三条下田で実現したい」と語るのは、NPO代表の柴山さん。
三条ビーターズ男子キャプテン長根さんは「スポーツを通じて地域に夢と熱狂を届けたい。三条下田を日本でいちばん応援が熱い地域にしたい」と意気込む。
協賛メニューは、メインスポンサー(男女各1社・33万円)、Tシャツ広告(背中16.5万円、袖5.5万円)、1口スポンサー(1.1万円)など多様に用意。物品協賛も歓迎している。
大会は三条市南五百川の日帰り温泉いい湯らてい隣の「スポーツセンターはやぶさ」で開催。女子は9チーム、男子は8チームが集結し、2日間で延べ600人の観客来場を見込む。観戦は一部有料席も用意されており、コートサイド席やゴール裏の特等席では迫力あるプレーを間近に楽しめる。
地元企業のロゴがプリントされたTシャツを選手が着用し、全国の大会でも露出が期待される。地域ブランドの発信や、社員・家族での観戦機会としても活用できる。
三条市に新しい風を吹き込む、若者たちが夢に挑む新しい形のプロスポーツと地域活性化の挑戦。企業の力が、地域の未来を動かす原動力になる。
【協賛に関する問い合わせ先】
NPO法人ソーシャルファームさんじょう
【三条ビーターズ】
〒955-0141 新潟県三条市荒沢1198-3
TEL:0256-64-8116 (平日9:00~17:00)
E-mail:sanjobeaters@gmail.com
法人担当:芳賀(はが)・三上(みかみ)