食肉加工品製造販売のアクアコーズ(有)(資本金300万円、新潟県阿賀町)は、6月30日付けで事業を停止し、7月1日に新潟地裁へ自己破産を申請、同日、破産手統き開始決定を受けた。負債は債権者約54人に対し約1億1300万円、うち金融債務約1億円。
帝国データバンク新潟支店の調べでは、同社は2000年6月創業、01年1月に法人改組した食肉加工品製造販売業者。ローストチキン、チキンステーキ、竜田揚げなどの鶏肉の加工品を主体に、豚の生姜焼き、豚丼の具、チャーシューなどの豚肉の加工品の製造も行い、18年12月期には年売上高約2億6000万円を計上していた。
しかし、近年は大口得意先からの受注減少などから売上の低迷を余儀なくされ、24年12月期の年売上高は約9000万円に落ち込んでいた。
また、損益面では食材の仕入価格高騰などから不採算な状況が続き、先行きの見通しか立たないことから事業の継続を断念し、今回の措置に至った。