新潟県三条市の伝統行事、三条祭りの大名行列を子どもたちで再現する「三条こども大名行列」がことしも9月15日(月・祝)に行われる。道祖神のてんぐなどはすでに定員を超える申し込みがあるが、とくに大名行列の雰囲気を音色で大いに盛り上げる「囃子方(はやしかた)」と、行列の中心で力を合わせて担ぐ「良寛神輿(りょうかんみこし)」を募集している。
子ども用の衣装や道具を用意して本格的な大名行列を編成する。午前10時に八幡宮を出発し、かじまちの家、五ノ町交番前、弥彦線高架下を進み、三条鍛冶道場まで進んでから八幡宮に戻る。
囃子方は、篠笛(しのぶえ)と呼ばれる笛や太鼓の音色で行列を彩る重要な役どころ。初心者でも大歓迎で、保存会のメンバーがていねいに指導する。練習は8月29日からの予定で、みんなで音を合わせる楽しさを体験できる。
良寛神輿は、事前練習はない。友だちや仲間と一緒に行列の中心で地元の仏壇職人が製作した良寛神輿をみんなで担ぐ。いずれも小学生が対象で、定員は囃子方20人、長持神輿30人ていど。
子どもたちが主体となって地元の伝統を未来へ継承していくここうと、実行委員会を組織して2011年に始まった。大名行列はすべての役柄がそろってこそ成り立つもの。主催者は、祭りを奏でたい子、力いっぱい神輿を担ぎたい子のたくさんの応募を呼びかけている。
参加申し込みは8月26日ごろまで受け付ける。参加したい人はメールで「info@npo-sanjo.org)へ申し込む。問い合わせは、ものづくりのまち三条こども祭り実行委員会事務局(電話・FAX:0256-34-8960、三条市市民活動支援センター内)へ。