一般社団法人燕三条青年会議所(斎藤和也理事長)は9月21日(日)、JR燕三条駅で多文化共生と地域の魅力再発見を目的とした国際交流イベント「燕三条ワールドフェスタ」を開く。「日帰りで行ける世界旅行」とうたい、さまざま国の文化にふれられるブースやステージを用意し、市民と地域の外国人との交流を促進する。
会場は燕三条駅の1階コンコース。ミャンマー、フィリピン、台湾、ベトナムなど、地域にゆかりのある国々のブースが出展する。各ブースでは、ミャンマーの伝統的な化粧品「タナカ」を体験できるワークショップや、各国の雑貨販売などが行われる。
楽しんで会場をめぐれるように「世界旅行スタンプラリー」も行う。すべてのブースを回ると景品が当たる「巨大ガチャ」に挑戦できる。
ステージイベントでは世界の音楽演奏や民族舞踊、国際トークなど。屋外では海外の料理を提供するキッチンカーも並び、食を通じた文化体験もできる。
燕三条青年会議所は、地元の伝統技術である彫金のワークショップを行い、燕三条の魅力を海外からの来場者にも伝える。
燕三条青年会議所は22日、記者会見を行ってイベントの企画を発表した。グローバル委員会の海老塚健史委員長は、「世界との架け橋となる事業」として企画したと趣旨を説明した。
燕三条地域では技能実習生や国際結婚などを背景に外国人住民が増加し、三条市で600人、燕市で300人ほどの外国人が暮らす。そうしたなか、燕三条の市民と地域に住む外国人が交流して地域の魅力に目を落とし、いずれは地域の魅力が外国人経由で外に広がり、世界に発信されることをイメージした。
「外国人と互いの文化への理解を深めてほしい。このまちの魅力が世界に広がる一歩となるようなイベントにしたい」と意気込みを語った。
開催時間は午前11時から午後3時まで。入場は無料。問い合わせは燕三条青年会議所事務局(0256-32-5151)。