新潟県燕市は4日、公用車を運転中に交通事故を起こしたこども政策部の50代女性課長補佐級職員を市民の信頼を損ねたとして戒告処分とした。市は「市民の信頼を著しく損ねたことは誠に遺憾であり、心よりお詫び申し上げる。全職員が信頼回復に向けて努める」としている。
この職員は6月20日午後3時10分ごろ、児童館に向かうため公用車を運転し、燕市粟生津の交差点に進入したときに一時停止標識を見落として停止せず、優先道路を走行してきた車とぶつかった。相手の運転手に打撲のけがを負わせたほか、公用車も大きく損傷し、市に損害を与えた。
再発防止に向け、市は全職員に交通法規の遵守と交通安全意識の徹底を改めて周知。今後は警察の協力を得て交通安全研修を実施し、再発防止に努める。