新潟県三条市下田地域を拠点に活動する3人制プロバスケットボールチーム「SANJO BEATERS.EXE」の女子チームが、8月23日、石川県七尾市で行われた「3x3.EXE PREMIER 2025 WOMEN'S JAPAN Round.7」で準優勝。続く8月30日、群馬・高崎での最終戦Round.8では6位に入り、総合成績2位を確保。日本・タイ・ニュージーランドのトップチームが集結する「3x3.EXE PREMIER 2025 PLAYOFFS」(9月27・28日/大阪・グラングリーン大阪 ロートハートスクエアうめきた)への切符を手にした。
しかし遠征には資金がかかる。運営するNPO法人ソーシャルファームさんじょう(柴山昌彦理事長)は、選手が着用する練習用Tシャツのスポンサーを緊急募集。地域発のプロチームをTシャツで支える仲間を求めている。
3位のFLOWLISH GUNMAとは5ポイント差の大接戦だった
支援Tシャツスポンサー概要
返礼としてオリジナル「縄文君Tシャツ」を進呈。
「Round.7」石川・七尾??奇跡の準優勝
女子ビーターズ(通称:女子ビ)は、予選リーグの初戦ST-KASUMIにOT(延長戦)の末20-18で撃破。しかし延長開始直後に竹内キャプテンが左脛骨近位端剥離骨折、前十字靭帯断裂の大けがで戦列を離脱し、以降は3人での戦いを強いられた。
2戦目はTAITO OWLSを19-10で下し、準決勝に進出。日本代表の高橋選手を有する強豪FLOWLISH GUNMAには3人対4人の数的不利な状況ながら18-16で競り勝った。あきらめない前向きなプレーに会場は大歓声に包まれた。
決勝では予選リーグ初戦の相手ST-KASUMIと再戦、ゲーム中盤で金沢選手が右足首捻挫で負傷退場、ついには久井選手と高瀬選手の2人で戦う展開に。残念ながら奮闘むなしく5-21で敗れたが、Round.7は堂々の準優勝で大会を終えた。
2人の負傷者がありながら懸命に戦い、決勝戦では2人対4人になりながらも準優勝した選手には心から拍手を送りたい。
試合結果(Round.7)
第1試合 ○SANJO BEATERS.EXE 20−18 ST-KASUMI.EXE
第2試合 〇SANJO BEATERS.EXE 19−10 TAITO OWLS.EXE
準 決 勝 ○SANJO BEATERS.EXE 18−16 FLOWLISH GUNMA.EXE
決 勝 ●SANJO BEATERS.EXE 5−21 ST-KASUMI.EXE
準優勝メンバーは以下の通り(背番号順)。
#3 竹内あかり
#7 久井咲良
#12 金沢みどり
#30 高瀬ゆのか
★1st PLACE:ST-KASUMI.EXE
★MVP:#12 永田佳奈子
★森永製菓inゼリーpresents inゼリー賞:#6 倉掛日和
★アサヒビールpresents スーパードライ賞:#7 久井咲良 (SANJO BEATERS.EXE)
「Round.8」群馬・高崎??運命を手繰り寄せた最終戦
2025年3x3.EXEプレミアジャパン女子シリーズ最終戦は、プレーオフ出場権をかけて可能性がある3チームが激闘を演じた。3x3バスケットボールの真剣勝負、熱戦が繰り広げられ、OT(延長戦)で勝敗が決まるなどレギュラーシーズンのクライマックスにふさわしい展開となった。
Round.8はUENOHARA SUNRISEが優勝し、プレーオフ出場権を獲得。FLOWLISH GUNMAは準優勝でプレーオフ進出を逃した一方、SANJO BEATERSは6位となり、群馬とは5ポイント差でかろうじてプレーオフ進出を決めた。
予選ラウンドで勝利が絶対条件の女子ビーターズは、初戦でTOKYO VERDYに15-20で敗戦し、プレーオフ進出の後がなくなった。2戦目は総合2位につけているUENOHARA SUNRISE。絶対に負けられない戦いが始まり、互角の勝負が繰り広げられた結果16-15で勝利した。
予選3チームが1勝1敗になり、平均得点で上回るUENOHARA SUNRISEが準決勝に進出し、残念ながら女子ビは予選敗退したが、プレーオフ進出する可能性は残った。他チームの試合結果で決まるため、選手はスコアボードを見ながら祈るしかなく、緊張は高まるばかり。決勝戦でUENOHARA SUNRISEが勝利し、女子ビがプレーオフ出場権を手に入れた。
仮にFLOWLISH GUNMAが優勝すれば、プレーオフ進出はUENOHARA SUNRISEとFLOWLISH GUNMAの2チームになり、応援している観客にとってはしびれる、緊迫感あふれる展開だった。
試合結果(Round.8)
第1試合 ●SANJO BEATERS.EXE 15−20 TOKYO VERDY.EXE
第2試合 〇SANJO BEATERS.EXE 16−15 UENOHARA SUNRISE.EXE
最終戦メンバーは以下の通り(背番号順)。
#7 久井咲良
#11 入澤楓
#20 新井希寧
#30 高瀬ゆのか
★1st PLACE:UENOHARA SUNRISE.EXE
★MVP:#9 吉武忍
★森永製菓inゼリーpresents inゼリー賞:#33 遠藤桐
★アサヒビールpresents スーパードライ賞:#3 高橋芙由子 (FLOWLISH GUNMA.EXE)
下田から世界へ、「農業×スポーツ」で挑戦を続ける地域密着型のプロチームは、プレーオフ優勝を目指す。