新潟県警察は昨年1月から特殊詐欺被害を3回以上未然に防止した功労のある事業者(店舗)を「特殊詐欺等被害防止マイスター」に認定している。県警加茂署は17日、ことしに入って3件の特殊詐欺被害を未然に防止した第四北越銀行加茂支店に県央地域初の認定証を交付する。
第四北越銀行加茂支店は、ことし2月から7月にかけて、オレオレ詐欺2回と架空料金請求詐欺1回の、合計3件の詐欺被害を未然に防いだ。
交付式のあと高澤浩支店長が警察官に対し、金融機関における特殊詐欺被害防止に向けた取り組みについて講話を行う。
このマイスター制度は、地域全体で特殊詐欺被害を防ぐ体制を強化を図るのが目的。個人の認定もある。個人は未然防止が通算3回で「匠(たくみ)」、5回で「巨匠(きょしょう)」に認定する。
8月27日までに事業者2者をマイスター、個人2人を匠に認定している。県央地域での認定は、第四北越銀行加茂支店が初めて。