新潟県田上町で13日に幕開きする竹あかりイベント「たがみバンブーブー2025」に向けて9日、町内の田上小と羽生田小の児童が力を合わせて「まきまき竹あんどん」を制作するワークショップを行った。
まきまき竹あんどんは、「大地の芸術祭」にも10年以上かかわる国内外で活躍する京都の美術家、高橋匡太さんの作品。昨年に続いて会場のたがみバンブーブー竹林に作品を制作、設置している。
繊維メーカーから譲り受けた生地の切れ端の白いひも状のモールのような廃材を会場に自生する4本のタケを支柱にして昔の糸巻きのように巻き付け、中に照明をともす。
昨年も学校別に作品制作を体験したが、両小学校は卒業後は同じ田上中学校に進むこともあり、ことしは一緒に行った。
8日は5、6年生が行う予定だったが、雨で中止。9日は両校合わせて約60人の4年生が参加し、両校の4年生が混じった10のグループに分かれて、それぞれまきまきタケあんどんを制作した。
だんだんと完成に近づいていくのが視覚的によくわかり、児童は本番の点灯を想像しながら集中して作業していた。まきまき竹あんどんは先に制作しておいたものもあり、30個余りのまきまき竹あんどんが会場を彩る。