新潟県三条市の滝沢亮市長は10日、定例会見を行った。子どものインフルエンザ予防接種の助成拡充や、市長とのフリートーク開始、独自のメタバース空間「バーチャルSANJO」の公開、合併20周年記念イベントなど10項目を発表した。発表の概要は次の通り。
鼻にスプレーする経鼻弱毒生ワクチンの助成上限を1回4,000円へ引き上げ。注射(HAワクチン)は1回2,000円を継続し、いずれの接種でも自己負担は「おおむね半額」を想定する。期間は10月1日(水)〜来年3月31日(火)。対象は注射が生後6か月〜18歳相当、経鼻が2歳〜18歳相当。委託医療機関では窓口で差し引き、そのほかは申請で後日、振り込み。経鼻は1回8,000円ていどかかり、その半額を助成する形だ。
9月27日(土)午前10時から11時まで子育て拠点施設「あそぼって」で開催。市長が施策の「いま」を説明したあと、参加者と自由対話するフリートークを行う。予約不要でその後も月1回ていど開催する。
メタバース空間「バーチャルSANJO」を10月1日(水)公開する。たき火の交流スペースや八木ヶ鼻がモチーフのステージ、展示、大学情報掲示などを備え、行政説明会や市民交流をオンラインで展開。VRゴーグル(Meta Quest)やPC(Steam経由のVRChat)で体験でき、市内イベントで体験会も実施する。市民や外部クリエイターと共創で内容を拡充する。
2025三条スポGOMI大会を9月28日(日)午前8時半から11時まで三条市環境啓発施設「かんきょう庵」周辺で開く。三条市の永塚製作所が製造する公式トング「MAGIP」で、ごみの「質×量」を競う。特別賞を用意する。
栄ふるさと祭りを10月4日(土)午前11時から午後7時まで栄庁舎前などで開く。ステージや模擬店、合併20周年記念花火のほか、「栄町閉町記念タイムカプセル」を20年ぶりに開封する。
学園グルメコメディ「おいしい給食 炎の修学旅行」の公開に合わせ、三条市版ポスターを制作。市の食育キャッチコピーや特産品を盛り込み、大島中学校の生徒・調理員も登場する。10月20日(月)から24日(金)まで学校給食で「おいしい給食週間」を実施し、劇中の料理を再現する。
10月3(金)に滝沢市長が裏館保育所で中学生とともに遊びの援助・着替え介助・読み聞かせなどを体験。現場課題の把握と支援策の改善につなげる。
10月1日現在で日本に住むすべての人・世帯が対象。回答は統計法に基づく。9月中旬に調査員が書類を配布、インターネット回答を推奨する。期限は10月8日(水)。
9月12日(金)午後1時40から4時まで新潟コンピュータ専門学校(新潟市中央区)で開く。市内企業の合同説明会で、7社がPR・ブース説明・座談会を行う。事前セミナーや事後の振り返りで採用活動の質向上も図る。
子どもが大きくなって着られなくなった子ども服や使わなくなったおもちゃ、絵本、チャイルドシート、ベビーカーなどを次に使ってくれる人に無料で譲る。「おさがりひろば」に向けた譲渡品も受け付けている。10月12日(日)午前9時から正午まで子育て拠点施設「あそぼって」で開催。9月27日(土)から10月11日(土)まで譲渡品を受け付ける。
また、JICAホームタウン認定に騒動について滝沢市長は、8月25日の市長メッセージなどで「大量移民受入れではない」と周知した。9月10日時点で累計電話1,151件、メールなど5,788件の計約7,000件の批判やクレームがあったが、減少傾向と説明。JICAを通じた今秋のガーナ政府団視察は見送りになったが、地域おこし協力隊員の来年度のガーナ活動計画は継続する。
学校給食のエダマメで虫が見つかった問題で、通常3回洗浄を6回に増やして提供し、約1,300食で5匹を確認。健康被害報告はなく、今後は提供中止を含む運用の見直し、納品や検品強化、さや付きは抜き取り確認を徹底する。