3連休中日の14日、新潟県三条市で差三条マルシェが開かれ、歩行者天国にした東三条商店街を会場に45店が並び、約1万7104人(主催者発表)の人出でにぎわった。
今年度2回目の三条マルシェ。心配された雨は降らず、汗ばむ陽気のなかでの青空マーケットに市民が繰り出した。
ステージイベント「東三条ステージ」では、フィリピン人技能実習生がダンスパフォーマンスを披露した。三条市内以外のフィリピン人技能実習生に呼びかけたところ、ざっと100人が三条マルシェに来場した。
ステージでは民俗衣装を着てダンスを披露。フィリピンといえばのバンブーダンスもあり、最後は会場の人も混ざって一緒に踊って盛り上がった。
ほかにも三条マルシェの15周年を記念し、東三条商店街の丸山俊雄会長、滝沢亮市長と一緒に菓子の入ったたるの鏡開き、くす玉開披、菓子まきを行った。三条マルシェは今回で93回目になり、延べ来場者は178万人、売り上げは2億円を超えている。
さらに自衛官募集相談員委嘱式を行った。元三条マルシェ実行委員長の会社員近藤雅哉さん(32)=三条市=を自衛隊新潟地方協力本部の小段雄三本部長と滝沢市長の連名の委嘱状を近藤さんに手渡した。イベントで委嘱式を行うのは珍しい。
近藤さんは「これを機に少しでも力になれればと思う」と話し、三条市は7.13水害や古くは三八豪雪で自衛隊の災害支援を受け、7.13水害では祖父母が自衛隊に助けられたことにふれ、「恩返しを兼ねて一生懸命やりたい」と誓った。