初めて子どもの三条凧合戦 カラも使って子ども揚げ師がおとな顔負けの熱戦 (2025.9.22)

取材依頼・情報提供はこちら

20日、21日と新潟県三条市の三条防災ステーションで開かれた「三条凧(いか)合戦」秋季大会で21日、初めて子どもたちによる凧合戦「SANJO IKAGASSEN NEXT(三条凧合戦ネクスト)」が行われ、子ども揚げ師がおとな顔負けの熱戦を繰り広げた。

SANJO IKAGASSEN NEXT
SANJO IKAGASSEN NEXT

三条凧合戦は350年以上続く伝統行事。毎年春に行われているが、新人戦の位置付けで秋季大会も開かれている。主催の三条凧協会(須藤謙一会長)には30組が加盟している。そのうち24組と群馬県前橋市の上州凧協会を含む過去最多の25組が参加し、合戦を通じて若手の腕を磨いた。

初めての子どもたちによる合戦は、未来の担い手たちに凧合戦の魅力を体感し、継承の機会にするのを目的に昨年、初めて企画した。しかし雨で流れ、ことしが初開催となった。

SANJO IKAGASSEN NEXT
SANJO IKAGASSEN NEXT

参加者は募集し、4組の25人が申し込んだ。この合戦前に三条凧ばやしの演奏と踊りを披露した裏館小学校郷土クラブ郷土クラブもチームをつくって加わり、当日申し込みも含めて35人が参加した。

チームごとに昨年、新調した青、緑、紫、黄の4色の子ども用のはっぴがユニホームだ。おとなの凧組が主導したチームもあれば、その場で編成したチームも。おとなの指導で凧揚げを練習してから、いざ出陣。30分ずつ、2回戦を行った。

カラも使ってエキサイティングに
カラも使ってエキサイティングに

前夜の雨はあがり、凧揚げに絶好の風が吹いた。円陣を組んで気勢を上げたり、「優勝するんだっけな!」とおとなにはっぱをかけられたり。おとな顔負けの糸さばきを見せる子どももいた。

上空で糸がからむと指導するおとなもスイッチが入る。糸が絡むと「入った!」と合戦開始をアピール。大きな声で揚げ師に指示するのに、おとなも子どもない。つい言葉が激しくなって「子どもだよ!」とたしなめられることもあり、真剣勝負だった。

優勝したチームパープル
優勝したチームパープル

前日のおとなの合戦でも見られなかった相手の糸を切るために滑車が利用したカラという道具を使って糸を持って走る三条凧合戦ならではのダイナミックなシーンも何度もあり、おとなの方がエキサイトするのも無理はなかった。

合戦の結果、三条越路組が主導したチームパープルが12点で栄えある初優勝を飾った。次いでチームポプラ、チーム裏小、チームあお、チームきいろいいかの順だった。表彰式で各チームの選手に木札を送り、優勝には金のひもの木札。さらに全員に菓子をプレゼントした。

参加者で記念写真
参加者で記念写真
※画像クリックで拡大表示

須藤会長は「非常に風にも恵まれてにぎやかな凧合戦ネクストができたのはすごく良かった。子どもたちがいっぱい来てくれ、参加してくれることで、私たちも伝統を続けていける。これからも毎年、やっていきたい」と手応えを感じていた。=1
4
5


spacer コンテンツ
spacer ショップ検索

公共施設も検索可能
分類別検索はここ

...詳細


燕三条のお悔やみ情報「縁をむすぶ」
三条パール金属スタジアム・サンファーム三条
公益財団法人燕西蒲勤労者福祉サービスセンター「タンポポ」
外山産業グループ 外山産業、外山工業、グリーンライフ、メッツ
共栄鍛工所は“鍛造”により製品を製造するメーカーです。製品の設計から完成に至るまで一貫した生産ラインのもと、鍛造一筋に積み重ねてきた独自の技術でものづくりを行っています。
損害保険・生命保険・資産運用のことなら株式会社エフピーエム
国際田上竹祭 たがみバンブーブー2025
スポンサードリンク

■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved.
三条・燕、県央の情報「ケンオー・ドットコム」kenoh.com