酒類販売(有)丸栄酒商(資本金300万円、長岡市住吉2)は、9月12日に新潟地裁長岡支部より破産手続き開始決定を受けた。負債は約1000万円。
帝国データバンク長岡支店の調べでは、同社は1970年(昭和45)2月創業、91年(平成3)10月に法人改組された酒類販売店。長岡市内の飲食店、一般個人を得意先に酒類などを販売し、2019年9月期には年売上高約1800万円を計上していた。
しかし、同業者との競合や新型コロナの影響により業況は低調に推移し、2024年9月期の年売上高は約1300万円にまで落ち込み、厳しい資金繰りを余儀なくされていた。
以降も業況は改善せず、先行きの見通しが立たないことから事業の継続を断念した。