新潟県燕市の鈴木力市長の任期途中の辞職に伴う燕市長選は、前市議の佐野大輔氏(41)が元会社員の佐々木剛氏(59)にわずか144票差で新人同士の一騎打ちに競り勝った。佐野氏16,611票、佐々木剛氏16,467票、投票率は52.05%だった。

| 当選 | 佐野大輔 | 無新 | 16,611 |
| 佐々木剛 | 無新 | 16,467 |
選対本部には裕に100人を超す支持者が集まった。当選が決まると佐野氏は顔をくしゃくしゃにして紅潮させ、涙を流した。
あいさつに立った佐野氏は集会につじ立ちにと汗を流してくれた運動員らのおかげで「なんとかなんとか,ぎりぎりでこの戦い、当選することができた」と感謝し、市長に選んでくれた市民の負託に気を引き締めた。

選挙戦前から訴えたように「今ようやくスタートラインに立つことができた。ここからしっかりと燕市を前へ前へと進められるように精一杯、全身全霊、全力でこの燕市のために、燕市で働く方々のために、そして燕市で育つ子どもたちのために、そして燕市に住む方々のために精一杯、取り組んでいく」と述べた。
一方、小差で涙を飲んだ涙を飲んだ佐々木氏は支持者らを前に「残念な結果で大変申し訳ない。1万6千あまり支持をいただいたにもかかわらず、期待に応えられなかった」とわびた。

「当初から知名度で劣る厳しい戦いであると認識していたが、私自身が努力をもう少し早いタイミング、もう少し時間をかけてやっておけば、このわずかな差を取り返すことができたのかもしれない」、「わたしの不徳の致すところでこんな結果になってしまった」と振り返りながらも「燕はまだこれから未来がある。演説で申し上げた通り燕の潜在性、将来性を信じている。新しいリーダーのもとよりよい燕なってくれることを期待している」と佐野氏にエールを送った。