新潟県燕市の選挙管理委員会(清水レイ子委員長)は、20日午前10時から市役所で前日に投開票が行われた燕市長選と燕市議補選の当選証書付与式を行った。

市長選は新人同士の一騎打ちで、前市議の佐野大輔氏(41)が当選。佐野氏の市長選立候補で欠員1となった市議補選も一騎打ちで元職の山崎光雄氏(57)が当選した。
清水委員長はそれぞれ当選証書を手渡した。あいさつで「歯止めのかからない人口減少など燕市を取り巻く環境がより厳しい状況のなか選挙で選ばれた佐野様と山崎様への市民の期待は非常に大きい。ぜひ燕市の未来のため存分に力を発揮していただきたい」と願った。
囲み取材で佐野氏は、わずか144票差の薄氷の勝利から一夜明け、「うれしかったというよりもどちらかというと期待に応えられてよかった」と話した。興奮もあって前夜は1時間しか眠れなかった。支持した柴山唯県議から引き継いだイメージカラーのピンクのネクタイを締めた。

選挙中と同様に「当選はゴールじゃなく、ここがスタート。ここから燕市政に対してしっかり責任と覚悟をもって取り組む」と気を引き締めた。
当選証書を受け取って「責任というか、本当に当選していよいよここから始まるんだなということが見えてきた」。まず産業振興から取り組んで市民の暮らしを良くし、教育にもしっかり取り組む。
相手候補は商工業界の支援を受けたが、「もう1回、しっかりと理解をして賛同していただけるように、こちら側から足を運んでお願いしに行き、あいさつさせていただく」。
元市職員で市役所には先輩も多いが、副市長は信頼される人にお願いし、職員も含めてみんなで燕市をつくっていくと話した。
また、副市長人事は、引き続き遠藤一真副市長の続投を求める考えだ。