新潟県燕市は、22日で辞職する鈴木力市長に代わって翌23日に佐野大輔氏が新市長に就任するのに伴い22日、事務引継式を行った。

鈴木市長は2010年4月23日に市長に就任。新市長の手で新年度の予算編成をと4期目の任期満了より半年早く22日での辞職を選択した。
15年半ぶりの市長の交代で、事務引継式も10年に小林清前市長から引き継いで以来15年半ぶり。遠藤一真副市長を立会人に3人それぞれが事務引継書に署名した。
事務引継書には、燕市役所で扱う事務全般を一覧にした書類と簿冊目録、9月末現在で燕市の財務状況をまとめた示すための資料として、9月末現在の状況を取りまとめた財務状況と財産、引き継ぎの特記事項をまとめた次期対応重要事項が記載されている。

今回は初めてタブレットを使っての電子署名。タブレットの映像をプロジェクターで投影して関係者で署名を見守った。
署名を終えて鈴木市長は、「ま社会経済環境はまだまだ厳しいものがずっと続くが、職員と一致協力のもと、さらなる燕市の発展に尽力、若さを生かして頑張っていただくように期待する」と申し送った。
佐野新市長は「15年半という長きにわたり燕市政を引っ張っていただき、支えていたき本当にお疲れさまでした」と鈴木市長をねぎらった。
鈴木市長が築き上げた燕市政を引き継ぎ、職員と一緒になって自分が突っ走るというよりみんなで一緒に燕市をより良い方向につくっていきたいとし、「ぜひとも外側からにもなるかもしれないが、応援していただけるとありがたい」と願った。

このあと鈴木市長が管理者を務める燕・弥彦総合事務組合の事務引継式も行った。副管理者の本間芳之弥彦村長も立会人に加わって同様に電子署名を行って佐野新市長に管理者を引き継いだ。