新潟県三条市の合併20周年記念事業として26日(日)、三条防災ステーション(上須頃167-1)を会場に「さんじょう消防・防災フェスタ」、「ミズベリングフェス」、「わくわく建設フェスタ」の「3フェス」が同時開催される。午前10時から午後3時まで。入場は無料で一部,、事前申し込みや費用が必要な催しもある。
消防・防災フェスタでは、消防車両の展示や放水体験、救命講習など、子どもからおとなまで楽しみながら学べるコーナーを設ける。
非常食の炊き出しや、消火器の使い方体験など、災害時に役立つ知識を身近に感じられる内容がそろう。「みんなでご飯を炊こう!」と題して午前11時から百人飯ごうを炊くイベントもある。
ミズベリングフェスでは、キッチンカーが並び、市民がくつろぎながら交流を深められる場を提供する。プロスケーターによるスケボー講習会、防災教室も用意している。
わくわく建設フェスタは、建設業の役割を知ってもらう催し。子どもたちに人気の重機試乗体験や建設資材を使った遊びコーナー、地域のインフラを支える技術紹介などを行う。
また、市では新たに「三条市デジタル避難訓練〈震災編〉」の配信を開始した。三条市公式LINEアカウントから、いつでもどこでも手軽に避難行動を学べる新しい取り組みだ。
所要時間はおよそ5分。緊急地震速報が鳴ったときの行動、揺れている間の身の守り方、揺れが収まった後の避難判断や備えの確認など、順を追って体験的に学べる。
三条市は2005年の合併以来、水害や地震などの災害を経験しており、防災意識の継続的な向上が課題となっている。今回の「3フェス」やデジタル避難訓練の両輪で、市民の防災力向上を目指す構えだ。
会場:三条防災ステーション(三条市上須頃167-1)
入場:無料(一部事前申込・有料イベントあり)