地域の安全安心を守る女性消防団員の交流と活動発表を図る「第6回新潟県女性消防団員活性化大会燕大会」が25日、燕市文化会館で開かれた。県内各地から女性消防団員や関係者ら300人あまりが参集して活動事例発表や情報交換会、女性消防団員の活動パネル展示などが行われた。

大会は2年に1度開かれており、燕市では初開催となった。燕市消防団がラッパ隊の演奏で団員による入場を行って始まり、大会副実行委員長の燕市消防団女性消防団「燕さくらファイヤーズ」の佐藤雅子分団長が開会宣言して開会した。


大会実行委員長の山崎登美雄燕市消防団長は、「近年、地震災害の災害現場で地域に密着した消防団への期待はますます高まっている。消防団は地域社会と連携して防火防災活動にいっそう注力していく」。

開催地の佐野大輔燕市長は「大会を通じて団員同士の絆を深めいっそうの活躍を期待する」、来賓の県知事(代読)は「女性消防団員が誇りをもって活動していただけるよう取り組みたい」と述べて行事に移った。
活動事例発表は田上町、村上市、上越市の女性消防団が行った。トップバッターの田上町の女性消防団は、田上町の団九郎の伝説にちなんだ趣向で防災を学ぶエプロンシアターやクイズをお披露した。

展示ホールでは、30余りの県内の女性消防団が作成した活動紹介パネルを展示。燕市女性消防団は、自由に持ち帰ってもらうメッセージカード付きのハンドメイド景品を用意した。

ほかにも会場はバルーンアートがフォトスポットで飾るなど女性らしい配慮で県内各地からの参加者をもてなした。