冬の始まり「立冬」だった7日の新潟県三条市は終日、晴れて気温は平年より2度ほど高い17.6度まで上がる小春日和だった。

最低気温は平年おり3度ほど高い10.7度。ただ、午後からは西寄りの風が吹いてずっと外に出ていると寒かった。
この日、5日から8日までお取り越しの報恩講が営まれている浄土真宗大谷派「三条別院」で三条商工会議所青年部主催の「集え!甘味の陣」が開かれた。
境内に張ったテントに燕三条地域を中心に甘味を提供する県内のスコーン、ワッフル、クレープ、ジェラート、ドーナツ、たい焼き、笹団子などを扱う22店舗が並んだ。
真宗大谷派の宗祖、親鸞があずきを好んだという伝承にちなんだイベント。法要が終わっていっせいに境内に出てきた門徒も、思わぬイベントに足を止めて甘味を品定めてしていた。
昔からお取り越しは「立冬」を印象づけるように天気が荒れて雪やあられが降ると言われるが、ことしは5日から好天が続いた。8日も予報はくもり時々晴れで、冬が迫っていることを感じずにお取り越しを終えそうだ。