文化庁は11日、ユネスコ無形文化遺産代表一覧表への登録に向けて拡張提案した「和紙:日本の手漉和紙技術」、「山・鉾・屋台行事」、「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」が無形文化遺産保護条約政府間委員会の評価機関より「記載」の勧告があり,ユネスコ無形文化遺産公式サイトで公表されたと発表した。

この勧告を受けて12月8日から13日までインド・ニューデリーで開かれる第20回政府間委員会で最終決定される。
このうち「山・鉾・屋台行事」は、新潟県村上市の「村上祭の屋台行事」を含む4件を記載している。村上祭の屋台行事は2018年(平成30)に国の重要無形民俗文化財に指定。旧村上城下の総鎮守・西奈彌(せなみ)羽黒神社で江戸時代から続く祭礼で毎年7月6、7日に開かれる。神輿(みこし)に合わせて19台の屋台、14基の笠鉾等が旧城下を巡行する。