新潟県三条市は、東京デフリンピックで金メダルを獲得したバレーボール女子日本代表に出場した三条市在住の中越高校3年・高橋朋伽(ほのか)選手に三条市民栄誉賞を贈ること決めた。三条市民栄誉章は、三条市出身の全盲のシンガーソングライ ター佐藤ひらりさんに次いで2人目。

デフリンピックは、国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催し、夏季と冬季それぞれ4年ごとに開催される耳が聞こえない、聞こえにくいアスリートのための国際スポーツ大会。日本では初開催だった。
高橋選手は11月25日行われた決勝で3-0でトルコにストレート勝ちした試合にも出場。第1セットでは、高橋選手のサーブで連続6得点をあげるなど、日本代表の金メダルに貢献した。

高橋選手は、明るい笑顔でチームを盛り立て、気迫あふれるプレーで金メダルの獲得に貢献した。その姿は市民に希望と感動を与えた。その功績をたたえ、三条市民栄誉賞を贈ることにした。高橋選手の金メダル獲得を祝って1日、三条庁舎に懸垂幕を設置した。
市民栄誉章は、社会に明るい希望と感動を与え、広く市民に敬愛される市民、団体などの栄誉 をたたえるもので、2021年に創設された。今回の表彰は、東京 2020パラリ ンピックの開会式で国歌独唱した佐藤ひらりさんが初めて受賞して以来。表彰の時期はこれから決める。