ステンレス鋼材卸の(有)遠藤ステンレス(資本金800万円、燕市東太田)は、11月19日に新潟地裁三条支部より破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者約5人に対し約8000万円。
帝国データバンクの調べでは、同社は1987年7月設立のステンレス鋼卸業者。ニッケル系、クローム系のステンレス鋼材を取り扱い、薄板を主体に一次加工も含めた付加価値商品の販売のほか、計量スプーン、おたま、スプーンなど自社で企画した金属雑貨の卸売も行い、2001年7月期には年売上高約1億6000万円を計上していた。
しかし、以降は業績迷が続き、08年7月期の年売上高は約1億2000万円に低下していたなか、17年中に事業を停止。その後は休眠状態となっていた。