民間検査・研究機関の(一社)県央研究所(茨木和雄理事長・新潟県燕市小高)でクススマスを前に1日、冬の風物詩ともなっているイルミネーションの点灯が始まった。

創業者の高野雅志初代理事長の遺志をついで2009年から毎年、イルミネーションを設置、点灯している。

現在の施設は09年に10月に完成したが、歓声を目前にした5月に高野さんは亡くなった。「地域の人たちがいつでも気軽に訪ねて来てくれる、みんなに愛される研究所でありたい」が高野さんは完成を夢見ていた。

それを形にした取り組みのひとつが、年をまたいで研究所をともすイルミネーション。取引先の寄付や協賛も受けて数増やし、ことしは4万球ものLEDが敷地を彩っている。
イルミネーションは高野さんの思いを今も守り伝えていることのあかしでもある。来年1月15日までの毎晩午後9時まで点灯している。