新潟県弥彦村は、村内で運行する自動運転バス「ミコぴょん号」を6日から新たに土、日曜と祝日限定で「弥彦ルート」を運行する。JR弥彦駅から弥彦神社一の鳥居前の「四季の宿みのや」まで、弥彦温泉街の目抜き通りといえる外苑坂通りと神社通りの約800m、徒歩13分のルートを時速20km未満で走行し、観光客の利便性向上を図る。

弥彦ルート開通を記念し、12月中に乗車した人に弥彦温泉街で使用できる500円分のお買い物券を数量限定でプレゼントするキャンペーンを行う。弥彦ルートの魅力を詰め込んだプロモーション動画も公開する。
「ミコぴょん号」はこれまで、主に弥彦村役場〜JR北吉田駅・井田上ルートといった生活路線を中心に運行し、地元住民の日常的な移動を支える地域交通インフラとしての役割を担ってきた。
県内有数の観光地の弥彦村には年間200万人を超える観光客が訪れる。観光の玄関口となる弥彦駅と弥彦温泉街エリアの間には、小回りのきく二次交通がない。坂道も多く、とくに高齢者にはスムーズな移動が難しかった。
弥彦ルート開設は、この課題を解決するのが目的。弥彦駅に到着した観光客の徒歩移動をサポートするほか、弥彦温泉街内の地元住民もより気軽に主要スポットへアクセスできる。まち歩きの快適化を図り、村全体の活性化を目指す。