新潟県燕市が整備を進める「道の駅 国上(くがみ)」(燕市国上)駐車場を27日、暫定的に供用開始する。駐車台数は一気に600台超に倍増し、初詣客でにぎわう書き入れ時に間に合った。

道路をはさんで道の駅の南側の新良寛史料館建設予定地に隣接して駐車場の増設を進めている。まだ工事計画が決まっていない新良寛史料館建設とあわせて最終的にアスファルト舗装を行う予定だが、それを待たずに砂利舗装の状態で供用開始する、駐車台数は316台で、既存の駐車場の297台と合わせて613台と倍増する。
道の駅 国上は、指定管理者が変わって2022年7月にリニューアルオープンして以降、来駅者が急増。道の駅の人気ランキングで全国10位になったこともある。
一方で慢性的な駐車場不足に悩まされてきた。とくにイベントが開催される駐車するのを待つ車などで周辺が大渋滞し、駐車場の拡張が待たれていた。

また年末年始は県内一の初詣客がある弥彦神社と、正月に新鮮な魚を求める観光客を集める寺泊魚市場通りを結ぶ県道2号新潟寺泊線に面していることから、その立ち寄り場所ともなって1年でいちばんの繁忙期を迎える。
この年末年始も休まず営業するが、それまでに駐車場の供用開始が間に合った。ただ、現状でも駐車場が満車になると館内のスペースに余裕がなくなる。このうえ駐車場が増えれば、さらに混雑が激しくなるのは確実。今度は建物の拡張の検討にも迫られる可能性もあり、うれしい悲鳴となりそうだ。