来年1月24日に新潟県田上町の「道の駅たがみ」(馬場大輔駅長)が販売開始する博多発祥の人気ラーメン店「一風堂」と共同開発した「護摩堂(ごまどう)野菜のベジラーメン」を一足早く試食した。

田上町のブランド野菜「護摩堂野菜」を使ったオリジナルラーメン。第四北越フィナンシャルグループが中心の地域商社「株式会社ブリッジにいがた」が企画の橋渡し役を担い、三者の協働によって誕生した地域発の新メニューだ。
「道の駅たがみ」内の食堂で四季折々の地元野菜を使って春夏秋冬とレシピを変え、それぞれ異なる味わいを展開していく。最初に発売する冬バージョンは、旬のホウレンソウをベースに、ジャガイモ、昆布、イタリアのキノコのポルチーニを合わせた濃厚なポタージュ仕立てのスープが特徴だ。
めんは卵不使用の中細ストレート。サツマイモ、ブロッコリー、紫キャベツのマリネ、長ネギ、ゴボウフライ、トマトなど、田上町らしい彩り豊かな冬野菜をトッピングし、もちもちしたサイコロ状の食材は植物性のチーズというのも意外性がある。

豆乳を使ったスープはミルキーで、ホウレンソウの鮮やかな緑色は視覚的にもインパクト抜群。ニンニクがガツンとしたパンチを効かせている。片桐拓大キッチン長は、このラーメンの一番のおすすめポイントとして「田上の護摩堂野菜を中心に使い、動物性原料をいっさい使わずにこれだけの味わいを実現したこと」と胸を張る。
販売価格は1杯1000円。田上町の豊かな土壌で育まれた野菜の魅力と、生産者の情熱、そして一流ラーメン店の技術が融合した一杯は、一度は食べてみたい味に仕上がった。ラーメンの枠を超えた地域の魅力を全国に発信する強力なメッセンジャーになる。