新潟県三条市出身の全盲のシンガー・ソングライター、佐藤ひらりさん(24)は24日、福島県棚倉町で開かれた東白川ロータリークラブ創立50周年記念の佐藤ひらりコンサートに出演し、そのなかで「国連合唱団平和コンサートのための音楽による平和宣言の親善大使」に内定したことを発表した。

国連合唱団は、国連職員有志によって1947年に設立された世界平和を歌で訴える団体。多国籍のメンバーで構成され、音楽を通じた平和のメッセージを世界各地で発信している。
ことし10月には日本の国連加盟70周年を記念して東京、長崎、京都、広島の4都市で来日公演「国連合唱団平和コンサート」を行う。
広島で被爆し、調律師の矢川光則さんが修復した「被曝(ひばく)ピアノ」を用いたコンサート活動を行い、平和への祈りを届けている。2025年12月、東京の「平和の集い」で、被曝ピアノで弾き語りを行った。
また、ひらりさんはまだ9歳だった東日本大震災の発生直後から被災地で自費出版したCDの売り上げの寄付、オリジナル曲によるシネ、慰問演奏や交流を続けている。

東日本大震災が発生した日の3月11日にも東京都品川区・春雨寺ホールで、被曝ピアノと陸前高田の「奇跡に一本松」の木片を用いた津波バイオリン、被災地へ歌声を届け続けるひらりさんでによるコンサートが開かれる。
ひらりさんは東京2020パラリンピック開会式で国歌を独唱し、その功績をたたえて2021年に三条市はひらりさんに市民栄誉賞を贈り、2022年には、にいがた観光特使に任命されている。