金物卸の清水商事(株)(資本金5000万円、新潟県三条市鶴田3)は28日、新潟地裁三条支部より破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者約230人に対し約13億円。
帝国データバンクの調べでは、同社は1954年(昭和29年)創業、61年(36年)7月に法人改組された金物卸業者。家庭用調理用品などを主体とした金物全般、日用雑貨製品などを取り扱い、創業当初は新潟県内の金物小売店を主力得意先として営業を行っていた。
その後、県外のホームセンターなど新規得意先の開拓に取り組み販路を拡大。2011年1月期には年売上高約17億円を計上していた。
しかし、近年の物価高騰による消費などの影響から、25年1月期の年売上高は約 12億円にとどまっていた。また、同業者のM&Aによる規模拡大などの影響で価格競争が激化し、収益性が低下したことで営業損益段階からの欠損が続き、赤字補填のための借入金が膨らんでいた。
このため、事業譲渡を図ったもののスポンサーが見つからなかったほか、過年度の粉飾決算も判明するなど経営環境が悪化。今後の経営継続の見通しが立たなくなったことから事業継続を断念した。