三条看護・医療・歯科衛生専門学校(白倉政典校長・新潟県三条市上須頃)は29日、恒例の生徒の国家試験合格に向けた祈願祭を行った。今回はそれに加えて開運の福豆まきとだるま開眼式も行って必勝を期した。

国家試験を前に不安や焦りにかられる生徒の背中を押してあげようと毎年、合格祈願祭を行っている。ことしはの看護学科の37人が2月15日、歯科衛生士学科の36人が3月2日に国家試験を受験する。
祈願祭と開運行事は学科ごとに行い、医療事務学科の22人も国家試験はないが、就職先が決まることを願って祈願祭だけ行った。

祈願祭はこれまで新潟市の神官から出向いてもらったが、ことしは昨年から同校に勤務している神職の経験がある職員が神事を行う形に「内製化」した。その職員のアイデアで2月3日の「節分」が近いこともあり、開運福豆まきと開運だるま開眼指揮を初めて行った。同校を含め各種学校を運営するNSGグループでも開運行事は珍しい。
三条市では本成寺の鬼踊りが知られることから地元では寺の行事のイメージが強いが、節分の伝統的な厄払い、鬼払いの儀式「追儺(ついな)」はもともとは神社寄りの行事だった。

祈願祭の内容もことしは見直した。ことしは祝詞(のりと)で生徒は一人ひとりの名前を読み上げた。生徒の代表が行った玉串(たまぐし)も全員が順番にささげる形式に変更。祈願祭後に渡したお守りもその場で生徒全員に授与し、「きちんと祈願した実感がもてる行事」にした。
祈願祭のあとは福だるまの開眼式。学科代表の生徒がピンクのだるまの左目に墨で目入れした。続いて生徒全員で「鬼は外!」と声を上げて個包装になった福豆を投げたあと、ほかの生徒や職員を含めみんなで福豆を拾った。

看護学科の代表でだるまに目を入れた長岡市出身の樋口未来さん(20)は「今まで支えてくださった先生や病院の実習、家族にまずは感謝して37人全員で合格したい」と気を引き締めた。
開運だるまは教室に飾っておき、3月中旬に国家試験の結果が発表されたら右目を入れることにしている。