伝統文化の継承と地域振興を図る先進的な取り組みとして、新潟県三条市の法華宗総本山「本成寺」が「節分」の2月3日に開催する伝統行事の鬼踊りで、観覧席のNFTチケットを販売する実証実験が行われる。一般社団法人 Japan Contents Blockchain Initiative(JCBI)が文化庁の委託事業として採択された実証実験で、ブロックチェーン基盤のNFT技術を地域文化振興に活用するモデル構築を目指す。
今回の実証実験では、JCBI加盟企業を中心に開発されたサービス「Rural Regeneration(ルーラル・リジェネレーション)」を通じて、鬼踊りの特別観覧席NFTチケットを販売する。2月3日まで本堂内の特別観覧席4席分を販売している。価格は1枚5,000円(税込)で、なくなりしだい終了。
チケットはブロックチェーン技術でにより発行され、来場者がデジタル上で思い出として保持できる仕組み。観覧席は本堂内の限定席で、スマートフォンで管理可能なウォレット「PassWallet(パスウォレット)」も導入される。
これらは文化庁委託「NFT技術を活用した地方文化振興の新しい事業モデル作り」事業の一環として実施される。
JCBIは、博報堂プロダクツの企画を核に、ブロックチェーンを基盤としたNFTチケット販売モデルを提案。地域の祭事や伝統文化を国内外に発信しながら、伝統芸能に付加価値をつける新たな取り組みだ。NFTは単なるデジタル化にとどまらず、文化資源の価値を可視化、最大化する手段として期待されている。
このほかあわせて鬼踊り当日の午前10時から午後4時まで境内を巡るデジタル御朱印ラリーが昨年に続いて行われる。境内の各所に設置された鬼のパネルにある二次元コードをスマートフォンのカメラで読み込むと、それぞれの鬼のカラーと連動したデジタル御朱印がもらえる。
5つの御朱印NFTを取得した先着100人にスペシャル御朱印NFTがプレゼントされるほか、境内にある交換所でスペシャル御朱印NFTを提示すると。鬼踊り2026限定デザインの御朱印帳のプレゼントもある。
デジタル御朱印ラリーは参加無料で、iPhoneかAndroidの端末が必要。