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亡き夫の遺志を継ぎ、香典返しに燕市に100万円(2005.5.17)

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3月に病気で夫を亡くした(株)共立商会=燕市殿島1=の代表取締役、深沢サチ子さん(68)は17日、香典返しにと燕市に100万円を寄付した。

左から中山さん、深沢さん、高橋市長

左から中山さん、深沢さん、高橋市長

午前10時に深沢さんは葬儀委員長を務めた燕市杣木、中山正昭さん(69)とともに市役所を訪れ、「主人の希望通りに教育関係に役立てていただければ」と、高橋甚一市長に100万円を包んだのし袋を手渡した。

深沢さんの夫、勉さんは(株)共立商会社長で、長年、保護司を務めた。ていた。燕ライオンズクラブの第68代会長、燕市民ゴルフ大会の副実行委員長を務めるなど、人望が厚かった。

ことし1月にがんで燕労災病院に入院。2月末にいったん退院して外来治療を続けたが、再び病状が悪化して3月25日に再入院、28日に帰らぬ人となった。69歳だった。

深沢さんの話では、勉さんは常々、「青少年の教育が大事。本人(子ども)だけが悪いのではなく、家庭からの根元が見え、気になっている」と話していたとのこと。中山葬儀委員長と相談して「子どもたち全体のためになるように使ってもらいたい」と遺志を尊重、寄付することにしたと話していた。