角利産業

kenoh.com

ケンオー・ドットコム

燕三条・新潟県央地域のニュース

田上町・椿寿荘が週末に夜間特別開館して枯山水の庭園をライトアップ

広告

田上町の豪農の館、旧田巻亭「椿寿荘(ちんじゅそう)」は、24日から11月29日までの週末の金曜と土曜の夜、初めて庭園をライトアップを行っており、枯山水の庭園は昼とは違った幽玄な世界を見せている。

夜間特別開館でライトアップしている田上町の椿寿荘の庭園、初日のようす

夜間特別開館でライトアップしている田上町の椿寿荘の庭園、初日のようす

開館時間は午前9時から午後4時までだが、期間中の金、土曜は夜間特別開館として閉館を午後9時まで延長し、午後4時から庭園をライトアップしている。

その初日の24日は、あいにくの雨で訪れる人は少なめだったが、雨にぬれたコケの緑も美しく、色づき始めたケヤキの葉の黄色などがやわらかな光で映し出された。

来館者は畳や縁側に腰を下ろしてゆっくりと庭をながめ、雨の音が響く重厚な豪農の館は時間を忘れさせるようだった。

畳座敷から眺める庭園

畳座敷から眺める庭園

椿寿荘は、この地の千町歩地主だった田巻家の離れ屋敷。1897年に7代目当主が、不況で仕事がない小作人に仕事を与えるため、当時の日本三大名工のひとりとされる富山の宮大工、松井角平に依頼して大正7年(1918)に完成させた。

敷地2,640平方メートルに建物は462平方メートル。全国から銘木を集めて建築され、畳敷き二段廊下と縁側のひさしのけたに長さ約20メートルの節のない「吉野杉」が使われるなど、贅(ぜい)を極める。

建物を囲むようにさまざまに樹木が植えられ、これからは庭園のモミジやケヤキの紅葉で色づき、日中の美しさはもちろんだが、夜の闇に浮かぶ昼間とはまた違った風情が楽しめる。

ライトアップは、1年後のJRが主導する大型観光キャペーン「新潟デスティネーションキャンペーン」に向けたプレイベントとして行っているもので、庭園のライトアップは初めて。椿寿荘は田上町の主要な観光施設でまあり、今後も椿寿荘を生かしたさまざまなイベントを提案していく。

庭園の紅葉は、深紅のモミジが最も見応えがあり、見ごろは11月半ばになりそう。また、日中のイベントだが、11月9日午前10時から午後3時まで、だれでも気軽に参加できるお茶会を開く。参加費は入館料込み500円。「椿寿荘」は国道403号線沿い、入館料はおとな300円、小中学生200円。

広告