燕市と協定を結んで燕市シルバー人材センターが空き家の維持管理業務を請け負う県内では恐らく初めての取り組み (2015.6.30)

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管理不全な空き家の管理業務をシルバー人材センターに請け負ってもらおうと燕市は30日、公益社団法人燕市シルバー人材センターと空き家等の適性管理に関する協定を締結した。

 燕市・故上社会法人燕市シルバー人材センター空き家等の適性管理に関する協定を締結、握手する鈴木市長(左)と燕市シルバー人材センターの笹川理事長
燕市・故上社会法人燕市シルバー人材センター空き家等の適性管理に関する協定を締結、握手する鈴木市長(左)と燕市シルバー人材センターの笹川理事長

鈴木力市長と燕市シルバー人材センターの笹川常夫理事長が協定書に押印した。協定の内容は、燕市シルバー人材センターが連携、協力し、管理不全な空き家などの発生を防止するため、遠隔地に住む人や施設入所などで空き家を管理できない人から、空き家の維持管理業務を燕市シルバー人材センターが請け負う。

燕市は、市内の空き家の所有者から管理業務の相談を受けたら、燕市シルバー人材センターを紹介。市の広報紙やホームページを使って同センターの空き家管理業務をPRする。

燕市シルバー人材センターは管理業務として空き家の見まわり、除草、植木のせん定や枝下ろし、冬囲いなどを行う。いずれも現在の燕市シルバー人材センターが行っている業務でカバーできる。料金は例えば見まわりで1回1,500円、年4回で6,000円ていど、概算だが除草や庭木の管理も含めて年間契約で5万円から10万円ていどになるとみている。

 資料写真
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シルバー人材センターによる空き家管理業務は、千葉県や埼玉県の数カ所で行われているが、新潟県内ではおそらく初めて。燕市ではすでに取り組んでいるシルバー人材センターの情報を見つけ、取り組むことにした。

燕市の空き家対策は、平成25年に空き家の実態調査を行い、空き家が678戸あり、うち48戸が管理不全だった。現在は空き家が669戸、うち管理不全が44戸。空き家・空き地活用バンク事業を行うとともに、解体撤去費助成で昨年度は10戸の利用があった。

鈴木市長は、今まではの空き家、空き地対策は管理不全の方にばかり目が行き、対症療法的な政策だったが、そうなる前に予防としていろんな取り組みをする必要があると話した。

さらに「今回の協定は管理不全に陥るための予防策としての対策、それもシルバー人材センターという経験、知識が豊富な組織の力を借りて、高齢者雇用対策にも結びつくという観点からしてもひと粒で二度おいしいというような政策」で、シルバー人材センターに管理を依頼することで空き家対策のいい循環に結びつくことを期待した。


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