雪の重みで橋が落ちないように晴れ間をついて千眼堂吊り橋の雪下ろし (2016.1.26)

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燕市分水地区・国上山の深い谷を東西にまたぎ、朝日山展望台と五合庵を結ぶ千眼堂(せんがんどう)吊り橋で26日、ことしも雪下ろしが行われた。

千眼堂吊り橋で雪下ろし
千眼堂吊り橋で雪下ろし

千眼堂吊り橋は旧分水町が1991年に歩道橋として建設した。千眼堂谷に架かるのがその名の由来で、国上寺、五合庵、朝日山展望台を結ぶ遊歩道ルートが整備されて観光資源ともなっている。

橋長124メートル、幅員1.5メートル、谷底までの高さは約35メートル。両端に立つ朱色の主塔の間を結ぶケーブルがカーブを描き、銀世界になったモノトーンに映えて美しい。

橋の上に積もった雪をシャベルで谷底に落とす
橋の上に積もった雪をシャベルで谷底に落とす

一方で吊り橋を管理する燕市商工観光課は積雪が増え始めると気が気ではない。吊り橋の雪荷重は1平方メートル当たり150キロ、水に換算すると15センチ。そのため、橋の積雪が1メートルに迫ると雪下ろしを行っている。前日25日も吊り橋に近い国上ビジタンーサービスセンターで軒先に積もった雪を落とす作業を行っている。

明けて26日は、日曜の24日を中心とした大雪も一服。青空が広がって絶好の雪下ろし日和となった。商工観光課の職員5人に燕市シルバー人材センターから5人の人手も借り、合わせて10人で午前9時半から作業を行った。

青空が広がる美しい風景のなかで
青空が広がる美しい風景のなかで

雪の深さはほぼ1メートルで、おとなの腰の高さくらいまであった。作業はひたすらシャベルで雪をかいて谷底へ投げ落とすだけ。捨て場には困らないので、雪書きにしては気持ちがいいほうだが、手すりの高さまで雪を持ち上げるのにエネルギーを奪われる。それぞれ家庭でも雪かきをしてへばっているので、よほど体を鍛えたいアスリートでもない限り楽しめるものではない。

すぐに汗が噴き出し、防寒着を脱いで黙々と作業を続け、11時過ぎに作業は完了し、無事に吊り橋は全線開通。4年前はひと冬で2回も雪下ろししており、職員は「あしたから冷え込みがゆるめば雪もとけてくれるはず」と、この冬の雪下ろしは今回限りとなるよう願っていた。


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