感染防止に窮余の一策で子どもたちに不織布マスク配布 (2022.2.23)

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オミクロン株による新型コロナウイルス感染流行の第6波で、新潟県燕市は県内でもトップレベルで感染者が多く、小中学校や保育園の休校や休園が相次いでいる。燕市で感染が増えている原因は謎だが、学校や保育園の集団感染が感染拡大につながっている状況は間違いなく、窮余の一策として燕市は、市内の小中学生と3歳以上の園児に園児約7,200人に1人当たり50枚入りの不織布マスク1箱、合わせて36万を配付することに決め、22日から配布している。

燕市が市内の小中学生と園児に配布するマスク
燕市が市内の小中学生と園児に配布するマスク

避難所の感染防止用に備蓄している不織布マスク約9万枚から配布し、小学生以下に配布する子ども用はあまり備蓄がなく、発注して届きしだい順に配布して1週間をめどで行き渡る。

燕市では連日、感染防止対策会議を開いて感染防止の呼びかけや対応を検討しているが、成果が数字となって見えてこない。感染防止に決定打がないなか、防災などの出前講座で学校や保育園に出向いている危機管理監が、子どもたちが布マスクやウレタンマスクを使っていることに気付いた。

22日の定例記者会見で鈴木力市長は、さまざまな感染防止対策を講じ、市民に基本的な感染防止対策の徹底を継続して呼びかけていくなかで、「さて、あともう、さらにやるとしたら何かということをいろいろ議論するなかで、危機管理監が言った言葉にわたしが反応して、じゃあ備蓄品を基本にしながらより防止の高いマスクを配布しようとすぐに発注に入った」、「不織布の方が効果があるということなら、それを積極的に進めるという今回の判断に至った」と経緯を話した。

子どもたちが不織布マスクを着けないのは、使い捨てなので経済的な負担も一因と見ている。対策会議の議論では、不織布マスク使用の奨励にとどめようという議論もあったが、「市で用意するから使ってくださいと言う方が、この問題を一刻も早く収束させるには効果があると思った」と意識の変化に対する期待も大きい。

今後の不織布マスクの配布については「オミクロンの状況しだい」だが、今回の配布で効果がはっきり見えれば「それぞれの家庭で不織布のマスクに切り替えるきっかけにもなると期待したい」と述べた。

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