未明の厳寒に迷う女性を保護した新聞配達員に感謝状 (2022.3.3)

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新潟県警三条署(丸山毅署長)は3日、未明に道で迷っていた90歳代の女性を保護した新聞配達員五十嵐美晴(いからし よしはる)さん(72)=三条市西大崎1=に署長感謝状を贈り、人命救助の功労を表彰した。

丸山署長と五十嵐さん
丸山署長と五十嵐さん

五十嵐さんは2月24日午前3時ごろ、三条市下坂井地内で新聞配達中、厳寒のなかで軽装で道に迷っていた女性を発見、保護し、業務中の車に乗せて三条署へ送り届けた。女性にけがどはなかった。

女性は認知症があり、家族が寝ている間に外出していた。朝は氷点下まで気温が下がる厳しい冷え込みで、五十嵐さんが保護しなければ命を失いかねなかった。

五十嵐さんは新聞配達中に新聞配達中に車を止め、女性に気づいた。再び車に乗って出ようとしたらまだ女性が立っていたので「これはちょっと異常だなと思った」。認知症の人に声をかけると警戒されることもあるが、五十嵐さんは「車の中、暖かいから車の中に入れね」と車に乗せ、近くの交番へ向かったが不在だったため、三条署へ向かい、警察官に託した。家族は三条署から連絡があるまで女性が外出したことに気づいていなかった。

丸山署長から感謝状を受ける五十嵐さん
丸山署長から感謝状を受ける五十嵐さん

五十嵐さんは「あらたまって特別なことしたわけじゃない。人として当たり前のことをしただけ。たまたま次男坊が柏崎で警察官やっているので、そういうこともちらっと頭にあった。うちのせがれも毎日、こういうことをやって市民の平和を保ってんだなということを肝に銘じた」と話した。

西大崎一丁目自治会の役員でもあり、数年前から毎朝、児童生徒の通学の見守りのボランティアを続けている。「まさか黙って見捨てるわけにもいかないし。人間として最低だねかね。別に特別なことをしただけでない」。

丸山署長は「車に乗せていただいたのが非常に助かる」と五十嵐さんの積極的な行動に感謝し、「市民の生活に密着したことが多いので、交番勤務員もそうだが、市民にこうやっていろいろ協力いただかないとやっていけない。警察官は地元の人と一緒になって溶け込んでやらないとできない」と市民の協力に期待した。


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