箱根駅伝総合優勝の青学の7区で快走の燕市出身・岸本大紀選手に独占インタビュー (2022.3.13)

取材依頼・情報提供はこちら

ケンオードットコムでは、1月の箱根駅伝で青山学院大学の総合優勝に貢献した燕市分水地区出身の3年岸本大紀(きしもと ひろのり)選手の独占インタビューを4日、オンラインで行った。

岸本大紀選手の独占インタビュー

インタビューでは、箱根駅伝や普段のレース中の気持ちや青山学院大学でのチームのようすやオフの過ごし方、出身地の燕市のことについても岸本選手に聞いた。YouTubeにアップした動画では30分余りにわたっており、インタビュー全編を見ることができる。

インタビュアーは、学生駅伝の大ファンで、ときおりケンオー・ドットコムの記者として取材もしている佐野大輔さん(38)。まず、箱根駅伝を終えての率直な感想を聞いた。

岸本選手は、学生3大駅伝3冠を目標に取り組むなかで、2つの駅伝で勝てず、箱根では勝ちたいという思いと、4年生に最後に勝利をささげて卒業してほしいという思いから箱根駅伝にのぞみ、優勝できたと振り返った。

学生3大駅伝は、10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝、そして1月の箱根駅伝。岸本選手は1年生のときに出雲駅伝で2区で区間賞、全日本駅伝で2区で5位、箱根駅伝で2区で5位(日本人1年生歴代最速タイム)と華々しいデビューを飾った。

2年生のときは故障で3大駅伝を不出場(出雲駅伝は開催中止)。3年生では、出雲駅伝では不出場だったが、全日本駅伝では3区で日本人最高順位の3位に。そして箱根駅伝で7区区間賞の快走で1年生の箱根駅伝以来の駅伝優勝を青山学院大学にもたらした。

輝かしい成績を残した箱根駅伝も直前まで故障の影響があったが、トレーナーの献身的なケアのおかげでなんとか間に合わせることができての出走だった。さらに箱根駅伝の裏話として、1週間前に急きょ8区から7区に変更になったことや、往路のメンバーが大会当日に発表されると、ことしは岸本選手が出場しないと早合点した人から多くの励ましや慰めのLINEが届いたエピソードを笑顔で話した。

岸本選手が駅伝を得意とする要因について、そもそも走ること自体が好きではないと冗談混じりに答える一方で、駅伝にはトラック種目にはない面白さや楽しさ、2年生の時に故障で3カ月間走ることができなかった時の苦悩とそれを乗り越えることができた陸上に対する思いや周りの方の支えについても語った。

青山学院大学は、入学までの経緯や、最強のチームで陸上をやりたいという思いから選んだ。陸上競技部は強豪校として毎年。有名選手が入学し、日々の練習から選手同士が自主的に行動して競い合い、切磋琢磨しているようす、そのうえで友だちを越えたきょうだいや家族のような選手間のきずななど、駅伝の中継だけでは知ることができない普段の生活の様子も話した。

その象徴が、学内外含めて一番目標としている選手はとの問いに青学で同学年の近藤幸太郎選手を上げるところにチーム全体の互いに尊敬しあう良い関係性が垣間見え、そこに青山学院大学の駅伝の強さを感じ取れた。

来年度のいちばん大きな目標は、箱根のエース区間である2区を走り、区間新記録を樹立し、自分の名前を歴史に刻むこと。その実現に向けて取り組んでいることが日々の練習にモチベーションを高くしてくれている。チームとしてもことし記録した箱根駅伝の総合新記録を余裕で越えられるのではないかと自信を見せた。

プライベートな話では、ゲーム好きを公言する岸本選手がいちばん、はまっているゲームは「レインボーシックス シージ」。プレイヤーの人数が減っているのでぜひいろんな方にやってほしいとふつうの大学生と変わらない一面も。参戦すればオンラインで岸本選手にであえるかもしれない。

さらに過去を振り返って、小学生から大学進学までの経歴について、小学校2年生から陸上教室で陸上を始めて、分水中学校2年生の時に恩師になる田中啓也先生との出会いの話や、先日の帰省時にも三条高校に田中先生へ挨拶や後輩の激励に行った話など帰省期間のようすも教えてくれた。

最後に地元燕市については、燕市長への表敬訪問やSNSを通して地元の多くの人から応援していただいており、とても感謝していると同時に燕市というところを自分の活躍を通して宣伝して地元に恩返ししたいと語った。

そして、燕市の子どもたちに向けて自分自身の小さなころからの陸上体験をもとに、陸上をやっていく中できつい場面が多くあるが、自分が目標とするものを明確にしたうえで、小さなころの走ることが楽しいと感じた気持ちを忘れないで競技に取り組んでほしいとメッセージを送ってくれた。

自分自身も将来的には地元の陸上競技を盛り上げるために燕市に戻って指導者の道を歩みたいと今からわくわくするような話で締めくくった

今回、長時間のインタビューに答えてくれた岸本くんだが、今後のレースについて、まずは直近の3月13日(日)に行われる立川シティハーフマラソンに出走予定。この大会は、第25回日本学生ハーフマラソン選手権大会を兼ねた大会で学生のオリンピックであるユニバーシアードにもつながる大会で、そこでまずは63分台の記録を目指し、その上ゆくゆくは社会人になってマラソンに挑戦したいと語った。


spacer コンテンツ
spacer ショップ検索

公共施設も検索可能
分類別検索はここ

...詳細


燕西蒲勤労者福祉サービスセンター
燕三条のお悔やみ情報「縁をむすぶ」
三条パール金属スタジアム・サンファーム三条
外山産業グループ 外山産業、外山工業、グリーンライフ、メッツ
損害保険・生命保険・資産運用のことなら株式会社エフピーエム
スノーピーク オフィシャルサイト アウトドア/ナチュラルライフスタイル用品 製品 製造・販売メーカー
スポンサードリンク

■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved.
三条・燕、県央の情報「ケンオー・ドットコム」kenoh.com